名言info

榊原英資の名言32件

「売れないな」と思ったら、一度引いて戦略を立て直したほうがいい場合が、いくらでもあります。「いつか売れる」などと粘り続けていたら、最終的には取り返しのつかないレベルまで、落ち込んでいってしまいます。そのときはズバッと決断して、迷いを一切断ち切ってしまったほうがいいわけです。
大切なのは「あきらめないこと」と、「あきらめるべきこと」の見極めをハッキリすること。「あきらめないこと」には、中長期的な見込みとして、自分の中に「うまくいく」という、確信がなければなりません。そのためには見込みだけではなく、「うまくいくための戦略」が、しっかり構築されていることも重要でしょう。もう一つは勘。これは経験によって蓄積されるものですから、難しいといえば難しいのですが、ある程度熟練したレベルであれば、「これは絶対にうまくいく」という直感に従って、"あきらめない"という選択をとっていくことも、間違いではないと思います。
「十年経ったら何をしよう」などという目標は、きわめて不確定要素が多いし、どうなるかわからないもの。けれども「今日一日に何をするか」だったら、誰もが現在の自分の力で、集中さえすれば必ず実行できる目標を選べます。実はこの実行こそが、なりたい自分や成し遂げたい仕事に近づくために、重要なことなのでしょう。一日、一カ月、半年、一年と、現実に実行可能な計画を立てて実行していけば、かなりのことが出来ます。
自分が将来どうなりたいか、という目標をつくるのは大切なことです。けれども、よく多くの人が考えるような、「十年後にどうなりたいか」とか、「遠い将来はどうなりたいのか」という長期的な目標は、私はあまり意味がないと思っています。もちろん夢があるのはいいことですが、それも「今日は何をしよう」という、目の前の実行すべきプログラムがあってこそ。つまり、短期における実行プランがなければ、どんな夢もすべて"思い描くだけ"になってしまうことが多いのです。だから重要なことは、一日一日のプログラムを自分でしっかりつくること。あるいは一年くらいの短期的な目標を、論理的に実行できるように明確に描くことです。
どこかで成功すると思っていれば、あきらめない限り、「うまくいくパターン」は見つかるものなのです。そうであるならば、"失敗すること"は、成功するための手段となります。失敗すれば、そこから必ず新しい発見が生まれるもの。それを学ぶことが自分の成長につながるなら、失敗は進歩の源泉であることは間違いありません。
"新しいことを始められる人"になるには、逆説的ですが、実は、"失敗ができる人"でもあらねばなりません。なぜなら、新しいことをやるのに、失敗はつきものなのです。野球のバッターでも、首位打者をとる人は打率が三割台。それは三打席のうち、ヒットを打てるのが、だいたい一打席ということ。新規事業やビジネスにおける新しいアイデアなど、私はもっと成功率が低いのではないかと思います。だから新しいことをやれば、たいてい失敗するでしょう。ある意味、常に"ダメもと"でないと、新しいことなど出来ないのです。
"暗記をさせると創造力が駄目になる"とか、"テストなんて意味がない"というのは、まったくの間違いだと思います。創造力というのは、知識の組み合わせを変えることです。十分な知識がなければ、創造力などつくはずがありません。創造力と思いつきを混同してはいけないのです。
「日本史を知らない」ということは、「日本文化の説明ができない」ということに通じますから、まず国際社会に出た時に不利になります。つまり、自国のことも語れないような人間が、外国人から尊敬されるようなことは、ありえないのです。
誰にでも、もちろん、「こっちのほうが好きだ」とか、「感情としてこっちを選びたい」という好みはあると思います。しかし考えるときはそんな好みをできるだけ排除し、あくまでも冷静な論理で導き出した確率によって、選ぶべき判断を実行していかねばならないのです。
どんな意志決定も、「間違っている可能性がある」ということは、常に意識しなくてはならないのです。ところが問題は、一つの意思決定をして成功すると、いつのまにかそれが「正解」として、私たちの頭に刷り込まれてしまうことです。たとえば会社の業績が悪化したときに、とある経営者の決定で起死回生ができたとします。その結果、経営者は英断をくだしたということで、カリスマ視されたりします。そこまではいいのですが、それから「彼の決定は絶対だ」ということになると、以後のどんな決断もカリスマの意見に、従うようになってしまう。そうした成功体験があったために、かえって没落していく企業はいくらでもあります。
だいたい"専門用語"というものは、曖昧なことをごまかして説明するために、使われることが多いもの。だから、わからなければ、遠慮せずに、どんどん質問するべきです。
人は大人になると、"私は色んなことがわかっている"と誤解をします。するとその時点で、「考える」という行為そのものが、スタートしなくなってしまうのです。情報収集も調査活動もしない。だから論理的思考の基礎にも立てない。まあ、きっとこういうことだから…と、中途半端な理解で思考放棄したまま、日常生活を送ってしまう…。「考える力」が鍛えられないのは、そうした"考えない習慣"を、多くの人が作ってしまうからに他なりません。
ほとんどの問題に解答はない。正解があるのは、学校のテストだけ。
人は大人になると、"私は色んなことがわかっている"と誤解をします。するとその時点で、「考える」という行為そのものが、スタートしなくなってしまうのです。情報収集も調査活動もしない。だから論理的思考の基礎にも立てない。まあ、きっとこういうことだから…と、中途半端な理解で思考放棄したまま、日常生活を送ってしまう…。「考える力」が鍛えられないのは、そうした"考えない習慣"を、多くの人が作ってしまうからに他なりません
30代の僕に自分のキャリアについて明確な戦略があったわけではありません。けれどもやりたいことに取り組むことを通して、自分の強み、つまりは国際派としての知識や人脈を伸ばそうということはいつも意識していました。
30代はその働き方、過ごし方でその後の人生の方向性が定まる重要な時期です。ただ上から与えられた仕事をこなすだけなんてとんでもない。組織から離脱をせずに、許容してくれるギリギリのところで好きなことを追求してみたらいい。それが結局、自分にとっても組織にとっても一番プラス効果の大きい働き方になると思います。
為替市場についてまず知っておいていただきたいのは、為替相場がここの市場参加者のきわめて主観的な判断の集合によって決まっていくということです。ただ、主観的とは、主体的という意味でもないし、恣意的という意味でもありません。
ヘッジファンドの真骨頂は、さまざまな政策の動きを他人より一歩先に読み取り、他のいろいろな情報と組み合わせて独自の分析を行い、他人より一歩早く市場でポジションを作って、リスクをとって、他人がやってきたときにうまく売りぬくという素早い決断と行動にあります。
為替市場は情報の相互依存性が最も発揮される場です。最もグローバルでオープンな市場なのです。誰かがある情報に注目すれば、その行動が変わり、それがまた新しい情報を担ってフィードバックされていく。それを繰り返していくうちに一つの均衡が生まれる。そうするとまた新しい情報が入って近郊が崩れふたたび相互作用を繰り返していく。その無限の連鎖運動が為替市場の本質といえるのです。
情報の相互依存性は、為替市場においても大切な考え方です。相互依存性は一回きりではなく、何度も繰り返されることが特徴です。こちらで発信した情報によって相手の行動パターンが変わる。それがフィードバックされてこちらに返ってくる。こちらもまた判断を改める。このような複雑な相互依存性の中で新しい情報を発信するときは、よほど相手の反応を見極めておかないと、効果が半減してしまうわけです。
一般的に為替介入だけではなくて、政策の効果を最大限にするためには次の三つの要素が重要であると考えられます。第一に政策をどのタイミングで発表するか。第二に誰がどういう形で発表するか。第三は政策の内容。
企業決算が仮に悪くて損失を出した場合でも、その損失が市場予測よりも小幅であれば、株価が上がることもあります。為替市場もこれと同じで、予測との対比で新しい情報かどうかによって円高になったり円安に触れたりします。近年は政府の経済対策についても同じことが起きていて、せっかく新しい経済政策を打ち出しても、株価が上がるどころか、逆に下がってしまうという自体を繰り返してきました。
ある企業が発表した決算報告を記者会見で発表するとしましょう。大手企業の決算については、アナリストが事前に経済紙などに業績予測を発表するのが普通ですから、参加者たちも「おそらく業績はこのレベルだろう」と一定の予断を持って挑みます。そのとき、その企業が発表した決算報告がアナリストや記者たちの予測の範囲内であったときは、いくら良い業績であってもすでに織り込み済みの情報として受け止められ、株価が上がるようなことはまずありません。
GDP成長率、インフレ率と金利、経常収支、財政収支という四つの経済指標は最低限チェックしておく必要があります。これらの指標に大きな変化があれば、やがて為替相場に反映されます。ただ、反映されるとしても、その時期や現れ方は単純ではありません。
為替市場もまた経済戦争の一種ですから、情報収集には人一倍の努力が必要です。市場では質量共に他人より多くの情報を持つものが勝つという鉄則があります。はっきりしているのは、情報のない者が負けることです。
為替取引は一種の情報ゲームです。情報をどれだけ持っているか、あるいは自分の持っている情報を新しい事態の出現によってどれだけ修正していくか、そしてそれを今度はどう発信していくか。現代のような高度情報社会では、為替市場に限らず政治や行政も含めて社会のあらゆる活動が情報ゲーム的な側面を持つ。その意味では、戦争もまた勝つか負けるか、命をかけた究極の情報ゲームといえます。
伝説の投機家ソロスでも、相場の世界では百戦百勝というわけにはいきません。98年のロシアで起きたロシア・ルーブル危機では、大変な損失を被っています。ソロスは自分の身をもって誤謬性と相互作用性の両方を体験したということでしょう。
なぜジョージ・ソロスは、金融市場の怪物にのし上がったのか。私の見るところ、ソロスは他のトレーダーにはない独特の市場観を持っています。それが成功を呼び寄せた最大の要因ではないでしょうか。誤謬性、相互作用性の概念、この二つは為替市場を読む上でとても重要なことです。出たとこ勝負、第六感で市場に挑むものが多い中でソロスは本質的な一つの哲学を持って市場に対峙していたのです。
市場では他の市場参加者の好みを理解して、大きな流れ、トレンドに外れないようにしなければならないのです。しかし、好みは主観的でしかも流行があります。トレンドをいつもうまく当てるのは、決してそんなに簡単なことではありません。
市場では人と違う好みを貫けば、損をすることになります。市場で勝つということ、あるいは、儲けるということは、多くの人の好みに乗る、あるいはそれを作り出すということなのです。つまり、(ケインズの言う投資の)美人投票の結果を読んで、自分も勝ち馬に投票するということなのです。そして、本当に儲けるためには、安いときに買って、高いときに売らなくてはなりませんから、みんなが美人だと思っていなかった人を早いうちからつかまえて、みんなを説得して美人投票に勝たせ、はやいうちに次の美人をつかまえるのがいちばんいいのです。
32件中1-30件を表示
次のページ ▶
榊原 英資(さかきばら えいすけ、1941年3月27日-)は、大蔵省 大蔵官僚、経済学者、愛称はミスター円。 東京都出身。東京都立日比谷高等学校 都立日比谷高校から東京大学経済学部卒。東京大学大学院修士課程修了後、大蔵省に入省。ミシガン大学大学院博士課程修了。学位は博士 経済学博士(ミシガン大学)。元大蔵省(現・財務省 (日本) 財務省)財務官 (日本) 財務官。 大蔵省・財政金融研究所所長から、国際金融局長を経て、財務官に就任。当時のアメリカの通貨政策責任者ローレンス・サマーズアメリカ合衆国財務副長官 財務副長官とは榊原がハーバード大学客員教授をして以来の友人であったのが最大の就任理由であり、その後米国との歩調を合わせた為替介入政策で、1995年秋にはその超円高是正処置に効果が表れ始め、おもにマスコミや為替ディーラー関係者から「ミスター円」の愛称を頂くことになった。
ランダム
松下幸之助の名言706件 菅原洋平の名言7件 ジョージ・エリオットの名言55件 廣内武の名言5件 依田平の名言12件 守安功の名言56件 ヘシオドスの名言23件 オルダス・ハクスリーの名言17件 アンドレ・モーロワの名言15件 中溪正樹の名言5件 スーザン・サランドンの名言1件 扇ひろ子の名言1件 太陽を盗んだ男の名言1件 西村知美の名言1件 ゴスペラーズの名言2件
ランダム表示
世界の偉人・有名人の名言集・格言集まとめサイト!
仕事、恋愛、努力、スポーツ、アニメ等の心に残る有名なひとこと、英語名言、語録多数収録!
名言info