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藤原和博の名言52件

行動しながら修正していくことが、結果的にゴルフボールをカップに入れることにつながる。
「夢」を捨てたら、会社や組織という「手段」に殺されてしまう。
目の前に2つの道があって、片方がもう片方より困難である場合、難しい道を選択する方が結果的に人生を面白くする。
考えるより先に、さっさと動き出してしまおう。そのほうが近道だから。
無駄なことからは積極的に逃げろ
あえて極論を言うと、僕は、企業そのものが人を育てられない装置になってきているのではないかと疑っているんです。日本企業は、この10~15年の間にリストラをやって、組織をシンプルにしました。それによってムダもなくなりましたが、失敗が許されない組織になってしまった。僕たちの時代は、社員がムダや失敗を積み重ねながら成長できたけど、今の企業でそれは許されません。しかし、その結果、人を育てる機能が弱まっている。
20代の後半になったら、本線とは別にキャリアの線を1本持ち、30代で3本、40代で4本、50代で5本に増やしていった方がいい。人生の後半になって、いきなり線を増やそうとしても間に合いません。人生の後半に登るべき山をつくっていくためには、早いうちにキャリアを複線化し、裾野を広げておいたほうがいいんです。
会社を辞めなくても、企業人という本線とは別のキャリアを複線化させることはできます。たとえば地域コミュニティに参加するとか、学生時代にやっていた研究を蒸し返すとか、そういうことでもいいんです。
多様なコミュニティを渡り歩く際には、自分の軸をしっかりと持つことも大事ですね。何が軸なのかがわからないまま、単に渡り歩いても意味がない。
ビジネスパーソンは会社に棚卸しされる前に、自分の価値をはっきりさせ、会社と取引できるようになっておいた方がいい。営業でも経理でも総務でも、何でもいいから自分の得意分野を見定めて、組織の中にいながらにして自分の店を出すつもりで働くんです。別に独立しなくても、組織内で自営業者のように振る舞うことはできます。例えば管理職にならないで、一介の営業マンのままでいるというキャリア選択もあり得る。報酬はとりあえずキープしてもらい、業績に応じて多くもらうという契約で働けばいいんです。ただし、そのためにはコアな技術やスキルが欠かせません。それがないままキャリアを複線化するといってもどこか虚しい。
20代のうちは夢中になって働いていればいいと思います。でもそこから先は、何か技術やスキルを身につけないといけない。
僕は「1万時間の法則」を唱えていて、何であれ、1万時間かけて訓練すればマスターできると言ってきました。1日6時間のトレーニングを365日続ければ、1年で約2000時間、5年で1万時間に達します。それだけやれば、何でもほぼこなせるようになる。さらにもう5年続けたら、しっかりとした技術やスキルとなって身につきます。
転職しようが、ほかの業界に移ろうが、あるいはNPO(非営利組織)や行政機関で働こうが、キャリアを複線化しようとするときに試されるのは、自分がどのような「武器」を持っているかでしょう。
キャリアの複線化は、ビジネスパーソンにとっての憧れや夢なんかではなく、安全保障だと僕は思っています。
平均寿命で考えても、40代の人にはまだ30年、40年の時間が残されています。発想を変えてこれからも新しく何かを始めれば、もうひと山もふた山もつくれるかもしれません。坂を下るだけが人生の終わりではありません。
40代はこれまでの自分の価値観や、自分が属してきた会社というコミュニティをもう一度冷静に見つめて、見直すべきところは見直していかなくてはなりません。自分の棚卸しをしてみることをお勧めします。
会社員が30代後半から40代に差しかかると、会社はその社員に対して棚卸しを行います。その人が持つ知識や経験、技術をチェックし、「使えるかどうか」を判断するのです。そして、「いまの部署では力を活かせないから、こっちに飛ばしておこうか」などと考え出します。会社に自分の人生を振り回されないためには、会社に棚卸しされる前に自分で棚卸しをし、会社の棚卸しに自分の考えを加えてもらうように動くべきです。
管理職になるということが、誰にとってもベストな選択とは限りません。もし私が営業職であれば、管理職にはならず、現場の営業として働き続ける代わりに、報酬は現状を維持して、数字が上がったらその分を上乗せしてもらうよう会社と交渉します。そうすれば、会社はやる気のある若手を抜擢できますし、私自身はマネジメントから解放され、頑張り次第では大きな報酬も期待できます。アメリカでは当たり前ですが、日本でもこれからは、積極的に会社に条件交渉を持ちかけていくべきだと思います。
最も危険なのは、会社の成すがままにされることです。会社にすべてを委ねた結果、ある日突然リストラされたり会社が倒産したりすれば、後半の人生は一気に下り坂を転げ落ちていってしまいます。そこで、会社員であっても自衛のために自営業を意識してほしいのです。
いきなり独立するのはハードルが高いですが、組織内自営業者という考え方で働くことは可能です。つまり、会社の資産を利用してスキルを磨き、いつでも自営業者になれるくらいの力を身につけるつもりで仕事をするのです。
会社の資産を利用してスキルを磨き、いつでも自営業者になれる力を身につけるつもりで仕事をすることは、人生における大きなリスクヘッジにもなります。万が一、会社が危機に瀕しても、自分の能力を見極めて次のステップを踏み出せるkらです。
できれば40代の人には、50歳になるまでに自分の本を出すことを目標にしてほしいと思います。自費出版でも構いません。その本が、組織を離れた場合でも、会社の名刺以上の効果をもたらしてくれます。私自身、42歳で出した『処世術』という本がベストセラーになったことが、その後の活動で強い威力を発揮してくれました。思いついてすぐに本を出版できるものではありませんから、メモでもブログでもいいので、日ごろからコツコツと準備しておくといいでしょう。
右肩上がりの成長時代が終わったいま、みんなで幸せになれる成功モデルはなくなりました。成熟社会では、個人がそれぞれの価値観で独自の幸せを追求しなくてはなりません。いわば正解のない時代なのです。
ゴルフに例えれば、時間をかけてもいいから少ないアプローチでゴールするのが成長社会での戦い方のルールでした。しかし成熟社会では何回打ってもいいから、とにかく早くゴールにたどり着くというルールに変わったのです。
30歳で心身症の一種であるメニエール病にかかってしまい、それまでのペースで働くことができなくなった。そこで出世コースから降りて、専門職へと方向を転換したんです。以後、40歳でリクルートを辞めるまで収入は固定されたままでしたが、新規事業の立ち上げや欧州駐在など、やりたいことをやらせてもらいました。思うに、僕の場合は、自分が本当にやりたいことを病気が教えてくれたんですね。そのおかげでキャリアを複線化させる準備ができたから、ラッキーだったとも言えます。
評論家の西部邁さんは、男が正気に戻れるのは、大病を患うか、独房に入れられるか、戦争に行かされる時だけだと述べています。確かに病気にかかると、自分自身を振り返る機会が得られます。
僕は、先生と生徒のようなタテの関係ではなく、友人同士のようなヨコの関係でもない、「ナナメの関係」を作ることを勧めてきました。
学校教育で子供たちに太宰治の小説『走れメロス』を読ませて、「帰り道でのメロスの気持ちに近いものを以下の4つから選びなさい」というような問題を解かせるでしょう。そういう勉強ばかりやらされているから、選択肢は会社が与えてくれるのではないかと勘違いしてしまうわけです。問題自体を設定する力、情報を編集して人と人をつなげる力があれば、コミュニティーを使ってイノベーションを起こすこともできます。
時給の差は、一時間の労働が生み出す付加価値の差と言っていい。では、付加価値は何によって決まるのか。それは希少性だ。ファストフード店のバイトはほかにできる人がたくさんいるため、時給800円。一方、大前研一さんや堀紘一さんといったトップコンサルタントは、ほかの人と取り換えがきかない。だから人々は彼らに時給8万円を払う。そのことを前提にすると、「転職すればキャリアアップになる」というよくある考えは甘いとわかる。
レアな人材になって付加価値を高めるには、まずいまの仕事で100人に1人の人材にならなくてはいけない。100分の1と聞いて腰が引けるかもしれないが、実はそれほど難しくない。マルコム・グラッドウェルは『天才! 成功する人々の法則』で、さまざま実例をあげながら、どんな人もある分野について1万時間練習すれば、その道のマスターになれることを示した。1万時間は、1日8時間、年間200日働いたとして約6年。営業でも、経理でもいい。多少の個人差があるかもしれないが、その仕事を少なくても10年真面目にやれば、誰でも自ずと100人に1人のレベルに達するのである。
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藤原和博(ふじわらかずひろ、1955年 - )は日本の教育者。 1978年東京大学経済学部卒業 リクルート入社 東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任 1993年ヨーロッパ駐在 1996年同社フェロー 2002年杉並区教育委員会・参与(教育改革担当) 2003年4月 杉並区立和田中学校校長に就任 年俸契約の客員社員「フェロー」制度を創出 第1号になる。 (第3号はマラソンランナーの有森裕子) 「たった一人からの教育改革」を旗印に自治体の教育委員会の教育改革担当を経て、杉並区立中学校の校長に 就任。 東京都で、義務教育初の民間人校長になる。
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