名言info

冨山和彦の名言81件

めまぐるしく変化する今日の社会では、勝ったり負けたりの繰り返しです。しかし、負けたことをいつまで引きずっていてもしかたがないし、逆に勝ったと驕っていても、そんな驕りなんてすぐ打ち砕かれる。そこで必要になってくるのが、ストレスに負けない力=ストレス耐性です。いくら頭がよくても、あるいは優秀なスキルをもっていても、人間は芯の部分が弱ければ、強い負荷がかかるといとも簡単にポキッと折れてしまう。心をしなやかに、たくましくしておくことが肝心です。
挫折力を培っていれば、不遇な環境に置かれても潰されずに生きぬいていけます。挫折力は免疫力でもあります。何度も転んでいれば、大きな失敗に出くわしても痛手が少なくてすむ。柔道でたとえるなら「受け身」がうまくなる。
失敗や挫折を否定的なイメージでとらえる必要はないのです。打たれ強くなり、何より「己」というものを知ることができ、それこそが成長への近道となる。
人間はとかく惰性の生き物です。壁にぶつかることがなければ、ことさら努力しないですませようとしがちです。しかし失敗を経験すると、なぜそうなったのか、原因を探ります。自分に何が足りなかったのか、次にどんな努力をすればよいのか、真剣に自分を見つめ直すようになります。
闘いは精神力が勝つのではない。精神をまとめる合理が勝つのである
日本の会社では、村の空気を読んで無茶なことをしない人のほうが据わりはいい。ヘタにトップダウンでやろうとすると、下克上で首を取られます。一時期、いくつかの日本の電機メーカーがトップ人事でゴタゴタしていたことがありましたよね。あれは、織田信長のような手法への抵抗です。現代における「本能寺の変」でした。
日本の生産性の低さはチャンスでもあります。生産性が低いということは、上げる余地が十分にあるということ。それだけ賃金も上昇する可能性があるわけですから。
私は、昔から集中力が続かないタイプです。数分の集中力には自信がありますが、1時間もすると一気に生産性が落ちる。要は飽きっぽいのです。だから、飽きたら無理に続けずに次の作業に移ってしまう。結局、そのほうが集中力が持続するのです。
まったく意見の異なる人と激しい議論をする際、お互いに頭に血が上ってしまうと、議論は平行線をたどるばかりです。半分は熱くなりながらも、半分は冷静になり、「そもそもこの人は、なぜこんなに怒っているのだろうか」「ここまで強硬に反対するのは、なぜだろうか」といったことに好奇心を持ってみる。すると、冷静かつ客観的な視点で眺めることができ、議論を優位に運ぶことができる。
一晩かけて書き上げたラブレターを翌朝読んでみたら、思わず赤面するほど恥ずかしいことを書いていたという経験、誰にでもありますよね(笑)。それと同じで、頭に血が上っているときは判断を間違えがち。あえて即断即決せず、一晩頭を冷やす。そして、朝、もう一度考えてみる。そこで昨晩と同じ結論なら、初めてそのアクションを取ればいいのです。
私はなるべく夜中にメールを打たないようにしています。もちろん、心の中にモヤモヤを残したまま寝たくないので、メールはすべてその日中に処理してすっきりしたいところですが、これが失敗のもと。とくに複雑な案件は、翌朝もう一度考えてから送るようにしています。
本に書いてあることを鵜呑みにはせず、場合によっては「それは違うだろ」とシニカルな視点で読んでいます。司馬遼太郎やマキャベリなど、評価の高い名著にも、遠盧なく突っ込みを入れます。そうやって考えながら読んだほうが、人間理解がより深まっていくはずです。
半導体産業の初期は、半導体メモリを造ること自体にものすごく高度な技術が必要で、参入障壁が高かった。ところがデバイスとしてメジャー商材になり、大量生産が始まると、いつしか技術の固有性が希薄になっていった。一流の製造装置メーカーの装置を買いそろえ、技術者を引き抜いてくれば、誰でも同じものが高い歩留まりで造れるようになる。するとパワーゲームが始まる。適切なタイミングで集中的に巨大な投資を、つまりは大ばくちを打てる者が勝つゲーム。このゲームでは、賃金や税金や部材が最も安い場所で造るのが正しい。
企業が大ばくちを打つために必要な条件のひとつは、ワンマン経営であることです。ワンマン経営は松下幸之助や盛田昭夫といった創業者の時代で終わっている。今のように熟議を尽くし、ボトムアップで物事を決める日本企業には、基本的に向いていない。日本の電機メーカーは、パワーゲームではノーチャンスです。
日本の電機メーカーでも利益を上げている部門や事業には共通点がある。部品点数が多くて、メカトロニクスで、熱力学がかかわっている。いわばアナログの世界であり、白モノ家電や、住宅設備機器などがそうだ。気象環境によって耐久性が異なるうえ、熱を加えたり水を使ったりとある種、過酷な使い方をする。メカですから、いつかは部品が磨耗し、熱変性を起こして壊れる。こうした分野では、蓄積された連続的なエンジニアリング技術の差をなかなか埋められない。ローテクっぽく見えるもののほうが、意外にテクノロジーとしてはるかに奥が深い。ですから白モノはよその国から入ってくるのが難しい市場であり、ディフェンスの障壁が作れる産業です。
デジタル、ITのビジネスで勝つには、不連続なイノベーションを起こす力が必要だ。しかし、終身雇用と年功制で30年以上の歴史を持つ日本企業には難しい。米国でも同じことで、ゼロックスは要素技術を持っていたが、イノベーションを起こしたのはアップルだった。GEはウェルチの時代にイノベーションをあきらめた。コンピュータや半遺体をやめて、残したのは白モノと重電だった。
アップルのような買い手は、メジャーな部材の価格は徹底的にたたきにくる。もしこれが接着剤や、フィルムのバックライトで使う蛍光材料といったマイナーな部材なら、値下げ要請もそう強くない。全体の構成比率は小さいが、そこでトラブったら致命的になるデバイスやコンポーネントが一番儲かる。今の時代は「スモール・バット・グローバル」が強いんです。小さいけれど世界を独占できる、そうした部品を100個持っている会社のほうが、メジャーな部材を1個持っている会社より絶対的、安定的に高収入。村田製作所しかり、日本電産、京セラしかりです。
必要なのは、「全員給与一律カット」のような痛み分けではない。何かの事業をやめる、あるいはファブレスにして製造部門を切るというように、思い切ってメスを入れる。多くの日本の電機メーカーは、この「縦にメスを入れる」スピードが非常にゆっくりだった。それが世界のエレクトロニクス、特にデジタルの要素が強い領域のスピードど全然合わなかったのが構造的な敗因です。
全社的視点から合理的に見て正しいと思われることが、実は組織の構成員にとって必ずしも喜ばしいものではないことは多々ある。したがって、組織のリーダーにとって、抵抗がないほうがおかしい。組織の全構成員が賞賛するような改革は、絶対にありえない。つまり、改革を試みて抵抗がなかったということは、本質的には何もやっていないことと同じなのだ。
改革によって、あとには戻れない不可逆的な変化が起きるとすれば、先の長い若い世代の人たちほど、それに適応しようとするものだ。だから一般論で言えば、若い世代を味方につけたほうが、リーダーの権力基盤は揺らぎにくくなると言える。
誰もが、長年培ってきた経験則や成功体験という色眼鏡をかけている。それをどこまではずし、白地でファクトを見つめられるかが、組織のリーダーにとって最大のチャレンジである。
人間は「自分の見たい現実」を見たがる動物だから、自分がこれまで手がけてきた事業をはじめ、立場も含めてすべてを忘れて、ありのままに現実を見ることは非常にむずかしい。経験「則」という以上、自分自身の経験を規範化しているので、その色眼鏡をはずしてファクトを静観するのはむずかしく、強い意志が必要である。
自分の見識に自信を持つのはいい。しかし、ファクトは見識とは異なる。要は、雨が降っているときには、雨が降っているという現実を前提にして物事を考えること。雨が降っているのに「今は晴れているはずだ」とがんばってもムダなのである。
世の中におけるファクトを最終的に把握する手段は数字であるのと同様に、会社におけるファクトをもっとも客観化できるのは会計経理。したがって、リーダーは簿記会計に強くなければいけない。
40代の特徴のひとつが、スペックから固有名詞の勝負に変わることです。30代までは、TOEICが何点だとか、何かのスキルを持っているというスペックによる転職が可能です。つまり求められるスペックを満たすなら、どこの誰でも基本的には構わないわけです。しかし、40代に入ると、スペックだけでは通用しません。それよりも大切なのは、「○○さん」「××さん」という一人の人間としての評価。具体的に言うと、「○○さんって知ってる? 信用できる人なの?」という関係性の中で評価が決まるのです。
20、30代でいい加減なことをやってきた人は、いくらスペックが高くても、どこかで悪評が立っています。社内外にかかわらず、重要なポジションに就く人を評価するときは必ず照会を取るので、そういう人はすぐにバレる。つまり40代はこれまでに蓄積してきた信頼性を改めて問われる時期と言えるでしょう。
何歳だからこのスキルが必要という以前に、自分の世界観にあった働き方を考え、それに必要なスキルを身につけていくことが重要ではないでしょうか。
ビジネスパーソンには、大きく二通りの生き方があります。ひとつは、自分でコントロールできる割合は少ないが、ある程度は組織が守ってくれるという生き方です。これは大きな船の乗組員になるようなものです。一方、大きな船より沈みやすいけれど、自分でコントロールすることができるヨットのような生き方もあります。
必要なスキルを一気に身につけるというのは無理です。スキルは一朝一夕に磨けないので、時間をかけてひとつひとつ身につけていくしかない。たとえば30歳で留学することを目標にTOEICで800点取ると決めたら、カラオケやゴルフの回数を減らしてコツコツやっていくしかないと思います。
若い頃は、自分の希望と合わない仕事を任されることも多いはずです。でも、一見ダサく見える仕事やつまらなく感じる仕事こそ、OJTの良い機会になると思って取り組んだほうがいいでしょう。
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