名言info

守屋淳の名言40件

選手、球団職員、ファンがお互いに尊敬し合い、本気で挑めば絶対に勝てる
我慢や忍耐は、生き残るための処世術
一見関係のないジャンルでも、思考の抽象度を上げて考えてみると、意外なところで結びついていることがわかります。こうして、関係のないもの同士を結びつけ、そこから教えを導き出したり、新たな原理・原則を発見する能力を得ることこそ、教養を身につける最大の意味だと私は考えています。
かつてはある分野の専門知識や、速く正確に仕事をこなすスキルなどが、ビジネスマンの能力として重宝されていました。でも、それらのほとんどは、今後はコンピュータに代替されていきます。さらに言えば、変化の激しい現在、専門知識やスキルをいくら磨いても、次の一手は見えてきません。一見違うものを結びつけ、新たな原理原則を導き出し、自分でオーダーメイドの対処法を見つけていくしかない。これはコンピュータにはできない、人間だけの能力です。
リベラルアーツのリベラルとは「自由」という意味ですが、文字どおり、その根底には「人は学ぶと自由になれる」という考えがあります。人は知らず知らず、古くからの習慣や価値観に縛られています。でも、幅広い教養を得れば、自分たちが何に縛られているかがわかり、そこから自由になれますよね。これもまた、教養を身につける大きな意味のひとつです。
ビジネス系の雑誌で、論理力を高めるとか、戦略的発想を磨くといった特集が組まれることがある。内容はどれもうなずけるものばかりだが、ひとつ疑問に思うのは、ライバルも同じ特集を読んで学習していれば、結局、差をつける原動力にはならず、武器にするために際限のない努力を強いられるのではないかという点だ。
デジタルの入力は定量的、論理的に構成されるため、出力には全く差が出ない。論理的な学習や、大量生産される製品を開発する場合、デジタルの特性を必ず持つので、結局ライバルにも学習され、真似されてしまう。もちろん逆もしかりで、この競争はエスカレートせざるを得ない。
どんなジャンルであれ、神業のような職人の仕事は洗練されて無駄な動きが一切ない。逆に、ごく自然に動いているようにしか見えないため、はたからはその凄さがわからなかったりもする。同じことを素人がやろうとしても、雑念ばかりでギクシャクしてしまう。こうしたアナログ的な強みの長所は、デジタルと違って容易に真似できない点だ。ビジネスでいえば熟練の勘で難しい判断を捌くリーダーのような存在に近い。
戦略の三つの基本パターンの使いどころ
最初から勝利を目指すパターン。
デパートのバーゲンのような先着順、先手必勝の状況だ。こんなときに不敗でもいいやなどと構えていれば、良い商品はみな他人にさらわれてしまう。
不敗を守っていればいいパターン。
生き残りの環境が激しく、無理をすれば脱落しやすい状況。たとえば離職率が高く、足の引っ張り合いの激しい職場では、あまり目立たず敵を作らなかった人物が最後に役員に収まりがちだったりする。無理に勝ちを目指して脱落するよりも、不敗を守った方が最後に笑いやすい。
不敗を守ってチャンスと見たら勝利を目指すのがいいパターン。
生き残り環境がそれなりに厳しいが、チャンスも定期的にめぐってくる環境となる。多くのビジネスパーソンはまさにこうした状況に立たされているのではないだろうか
孫子は不敗と勝利の違いに鑑み、次のような戦いの筋道を考えた。「戦上手は、自軍を不敗の状態におき、敵が隙を見せれば勝利を目指す」。勝ち負けという単純な二分法に「不敗」が入ることで、すぐれて戦略的な発想になっていることがわかる言葉だ。さらにここからは、そもそも戦略に3つの基本パターンが存在することも見えてくる。(1)最初から勝利を目指すべきもの(2)不敗を守っているべきもの(3)不敗を守ってチャンスと見たら勝利を目指すもの。自分の目指すべき目標がこの3つの筋道のうち、どれによって達成できるのかをよくよく考えないと、戦略は失敗してしまう可能性が高くなる。
いま「二極化」や、「勝ち組」「負け組」といった言葉がマスコミで盛んに使われている。こうした思考のベースにあるのが、「勝ち以外は負け」「勝者になれなければ惨めな敗者」という二分法に他ならない。しかし、それは本当なのかという根本的な疑問を、いまから2500年も前に投げかけたのが孫子だった。孫子は中国古代、春秋時代の末期に活躍した孫武という武将が書いたといわれる兵法書だ。孫武は当時の戦争のありさまを考察することにより、勝ち負け以外にもうひとつ、不敗の状態があるのではないかと考えた。
戦略とは、対象となるライバルの数によってとるべき方針を変えていかないと、うまく機能してくれない面があるのだ。とくに、ライバルが多数いるのに、一対一の決闘だと思って戦ってしまえば、第三者に漁夫の利を提供するだけになりかねない。勝負事を制したければ、まずライバルの数に注意深くなる必要がある。
孫子の謀攻篇「百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するのは善の善なるものなり。」。なぜ、百戦百勝が最善とは言えないのか。100回戦っているうちに、財力や体力を擦り減らしてしまい、101回目に第三者に漁夫の利をさらわれてしまえば、愚かの極みでしかないからだ。
厳しいビジネスの世界で働いていると、誰しも複数の厄介ごとを一度に抱えてしまうことがある。上司からの無理難題、顧客とのトラブル、家庭での不和、自身の病気……。こんなとき、すべてをひとまとめにして対処しようなどと考えてしまうと、気が滅入って体が動かなくなってしまう。逆に、問題を個々に切り離し、集中して順番に対処していくよう頭を切り替えると、案外、やすやすと片づけられるものだ。
「こちらが仮にひとつに集中し、敵が十に分散したとする。それなら、十の力で一の力を相手にすることになる(孫子 虚実篇)」これを各個撃破の原則という。巨大でとても敵わない相手でも、小さく分散させたうえで、個々に戦うよう仕向けられるなら、最終的な勝利を得られるというのだ。古今の名将が勝利の切り札とした戦い方だ。
各個撃破の原則は万能の戦略なのか、というと、そうとはいえないところに、現実の難しさはある。個人や戦争の場合、実際に戦う敵は一者、切り刻んでしまえば確実に小さくなる相手だ。ところがビジネスでは、あるジャンルが儲かりそうだとわかれば、数多くのライバルが参入してきてしまう。しかも、その中には自社より圧倒的に強大な相手が含まれている場合もある。これでは、いくら集中しても、ライバル多数の混戦状態や、圧倒的に巨大な企業が参入する中で、利幅も勝ち目も薄くなってしまう。
不思議なことにビジネスの世界では、往々にして「有名な経済誌が特集していた」「一流の先生がお墨付きを与えていた」「他社や他人はこれで成功を収めたらしい」といった情報に流され、戦略を決めてしまう場合がある。自分の状況に合った戦略とは何かを、徹底的に考えることが、成功するための第一歩となる。
戦略とは、どんなに素晴らしい考え方でも使うべき状況、使うべきでない状況がある。もし戦略が状況と合わなければ、逆に失敗の元凶にもなってしまう。
孫子の中で最も多くの人に知られている言葉は次の一節だろう。「彼を知り、己を知れば、百戦してあやうからず(謀攻篇)」。トップセールスマンの書いた本を読むと、似たような内容を目にすることが多い。相手を知り尽くすことが、営業では何よりの力となるのだ。
「顧客」や「環境」を知る努力とは、いわば外的条件に関する知識だが、内部条件のほう、「己を知る」ほうがより重要度が高く勝敗のポイントになるケースも現実には多い。誰しも贔屓目や欲目があるため、自分を客観視することは難しく、己ほど知りがたい存在はないからだ。
古今東西の名勝負師や、ずば抜けたビジネスマンたちの足跡をたずねてみると、「彼を知り、己を知る」「天を知り、地を知る」という行為を、人並み外れて実践している姿が浮かび上がってくる。
戦略・戦術書の二大古典『孫子』と『戦争論』を座右の書として成功を収めた人物は少なくないが、この二書は策略についてどう述べているか。一言でいえば「取扱注意」だ。策略はみだりに用いるべきではなく、応分の備えと心得が必要だという。
クラウゼヴィッツが奇策に頼るのを戒める理由は、同じ相手と何度も戦う場合、奇策が使えるのは一度きり。同じ手を二度は使えないからだ。しかも、策略はリスクを伴う。確実性の低い策略に労を費やすよりも正攻法で勝つ方法を考えるほうが有効だと説いている。
策略で最も重要なのは、相手の気持ちになって考えきれるかどうか、相手の心がわかるかどうかだ。相手になりきり、何が相手の強み・弱みでどうされるのが嫌だと思っているのか考え、その弱いところを攻めて嫌がる方向へと持って行く。これが策略の基本中の基本である。
情報の収集・選択は、その発信者の気持ちになれるかが重要。その情報に発信者の意図が入っているか否かを掴み、使えるか否か、腐りやすくないかを判断し、取捨選択するのだ。
策略とは、情報戦である。相手よりいい情報を持っていれば動き、そうでなければ動かない。
インターネットが普及した現代では、昔とは比べものにならないほど豊富な情報を集められる。しかし、収集が容易になるほど、人は入手しやすく自分に都合の良い情報ばかり集めて安心し、そこに安住してしまう。
変化の激しいいまの時代、情報の重要性の尺度がどんどん変わる。錯綜する情報の中から不完全でも「これだ」と思われるものを得たら、ひとまず先に進んでいかないと、成果をあげるのは難しい。
ムダなものを切り捨てる「勘」が働かないと情報に振り回される。その「勘」を身につけるには経験を積み重ね、時に痛い思いをすることも必要だろう。
歴史・古典に学ぶことは少なくない。古今の動乱期にはまさに生きた知恵が集約されているし、マインドが卓越した人物が数多く活躍している。現代人の悩みの多くは、すでにそんな先人たちの通った道なのだ。
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