名言info

小林栄三の名言53件

下が期待しているほど上は見ていない。でも、下がバカにしているほど、上はバカじゃない。
いつも「夢」を持てと言っています。まず、それがなければ駄目です。しかし、次に夢を「ビジョン」に落とせ、そのビジョンを「戦略」に落とせ、戦略を「戦術」に落として実践しろ。
人材を生かすためには適材適所で配置することが大事です。部下を思い浮かべ、彼をどこか別のところで生かせないかと考えることがしばしばありました。そればかり考えていたと言っても過言ではありません。
部下の適所がどこにあるかを知るためには、やはりコミュニケーションが大切です。150人ほどの部の部長をしていた時、こんな方法を実践しました。新入社員を対象に、彼らが興味を持ったこと、それはなぜか、その意味するところは、というテーマで毎週メモを提出させました。「イチローのように何かで秀でた人物になりたい」と希望を語る者もいれば、「アジア通貨危機に際して我が社はこうすべきだ」と論じる者もいました。このやり取りはとても有効でした。彼らの欠点を見つけることにも役立ちました。
社員の目に見えるところでは「あたふたしない」「ニコニコする」ことに注意を払ってきました。トップが動揺すると、部下たちはそれを敏感に察します。この大切さは、郷里の富山で地元に影響力を持ち、組織をまとめるのがうまかった母を見て学びました。
トップが暗いと社員も暗くなります。明るくあることは、経営者にとって鉄則だと思っています。しんどい時こそ明るく振る舞う必要があります。社長になって1年ほど経った頃、難題を抱え考え事をしながら歩いていたことがありました。難しい顔をしていたのでしょう。それを見た社員が「社長は体の具合が悪いのではないか」と心配していた、という話を秘書から聞きました。あの時はとても反省しました。
いかなる相手とのコミュニケーションであれ、私が一番大事に考えているのは、相手が何を言いたいのかを正確に把握することです。
昔からの習性で、話をするとき、私は必ず相手の顔、とくに目の表情を見ます。シリアスな話をするときほど目は口ほどにモノを言う。どれだけ本気なのか、口先だけなのか、どの程度勉強しているのか、あるいはどういう計算があるのか、結構わかるものです。
上司と部下のコミュニケーションにおいては、上下関係という力学が作用していることも考慮しなければ、相手の本意はなかなか理解できません。会社の中でケンカをすれば、必ず上司が勝つわけですから、まず上司の側に話を聞く姿勢がなければ、部下の思いというものは絶対に表に出てこない。
私の場合、まずは「言いたいことを言ってみろ」と言うように心がけてきました。立場が上になると10のうち8、9を自分でしゃべっている人もいますが、会社組織において上司がやるといえば、部下は最終的にはついてこなければなりません。プロセスの最初の段階では、部下からいろいろな意見を言ってもらうのが正解でしょう。自分が言いたいことや思っていることを言う前に、極力、相手の話を聞く努力をする。
社長になると一対一で若い社員と話す機会というのはそう多くありません。社長に就任したときに私が一番危惧したのは社員から遠い存在になることです。社員の目の表情が見えないような遠い存在になったら、現場の臨場感は失われます。現場の臨場感なくして、的確な経営判断はできません。
社長就任時に、私は若い社員に会って直接話をする機会をつくろうと思い、まずは400人の社員に会うことを宣言しました。伊藤忠商事には約4000人の社員がいます。私が400人に会って、その一人一人が私と話したことを10人に発信すれば4000人になる。その人がまた10人に発信すれば、グループの4万人になる。そういうロジックで、各地の社員と懇談の場を重ねてきました。フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションで600から700人くらいの若手社員と話してきた計算になります。
気楽な懇談会形式とはいえ、社長相手ですから、「言いたいことを言ってみろ」と言っても、なかなか言い出しにくいものです。そんなときは顔を上げている人、こちらをじっと見つめて何か言いたげな人から声をかけてみる。誰か一人が切り出せば、2人目、3人目と出てきます。
社内では常々、「愛情を持て。愛情の反対は無関心だ」と言っています。愛情とは、相手に関心を持つこと。これがコミュニケーションの基本です。社員一人一人が愛情=関心を持っていれば、企業のコンプライアンス(法令順守)などというものは絶対に心配ない。いまの時代は会社組織でも、家庭においても、社会全体でも、他社への関心が薄い。つまり、愛情が足りていないように感じます。
上司のコミュニケーションスキルの定番である「褒める」「叱る」にしても、愛情=関心があればこそです。私は全身で関心を表すタイプなので、あまり露骨に褒めたりしません。しかし叱るときは、注意を払い、内容に応じて具体的に叱ります。叱るのは、同じミスを2度繰り返したとき、勉強や分析をしていないときです。
人は皆それぞれにいいところと悪いところを持っています。悪いところは組織で補えるわけですから、いいところを伸ばせばいい。しかし逆に言うと4000人いれば4000人のいいところがあるということは、一人一人が勉強して、それなりのプロにならなくてはならないということです。
「軸足を持て」と新入社員に必ず言うようにしています。何でもよいから自分の軸(得意分野)があると、その人は人生に自信が持てる。そうすると何か困ったときに、自分に返れるのです。
どうしても許せないのは、挨拶ができない人です。守衛さんに挨拶しない人間がいる旨の匿名の社内メールが届きました。自分の目で確かめに行くと、守衛さんが「おはようございます」と声をかけてくれているのに、ろくに返事もしない社員がいる。そういうときは怒ります。「ふざけるな。伊藤忠パーソンだ何だと偉そうに言う前に、社会人としてやるべきことをやれ」とハッキリ言います。
社会人としての基本や土台があるからこそ、自分の軸をしっかり持つことができるのだと思います。
新卒だけでなく「キャリア採用」の制度も積極的に導入し、性別や、国籍も問わない「人材多様化推進計画」を進めています。しかし、上司と言われる世代は、まだそうした時代の流れに完全にアジャスト(調節)しているとは言い難い。この意識を変えたいと考えています。
国際的な大競争時代を一人で勝ち抜くことはできません。5人、10人、そして100人のチームになって初めて勝つ可能性が生まれる。その意味では、本当に周囲を愛情を持ち、関心を払って、いい人材をピックアップし、多彩なチームを編成しなければならない。そのための手段はコミュニケーションしかありません。
コミュニケーション能力というのは出身大学や学校の成績からはわからない。ですから、我々は人材を処遇するときに出身大学などは見ません。見るのは職場での評価です。上司についても部下とのコミュニケーションが取れているかどうかを最初に見る。そういう意味では、日々努力をして、いいコミュニケーターになることが一番大事な能力といえます。
いまは何でもデジタルに落とし込もうという傾向がありますが、人と人のコミュニケーションは白か黒、0か1では割り切れない。もっとアナログなものです。性格ひとつとっても、陽気という見方もあれば、ちゃらんぽらんという見方もできる。だからフェイス・トゥ・フェイスが重要なのです。そこを忘れなければ、コミュニケーションの質と深さが違ってくる気がします。
社内コミュニケーションが非常に大切です。実際、新聞をにぎわすような不祥事を見ていると、社内のコミュニケーションさえよければ、避けられたのではないかと思える事件があります。周囲の人に積極的に関心、愛情を持つことです。関心を持ってコミュニケーションを取っていればだいたいわかるし、問題も未然に防げます。会社人である前に、よき社会人であるべきです。
コンプライアンスに関しては、上を見ればきりがないですが、追求し続けなければいけません。創業者である伊藤忠兵衛が「三方よし」と言っています。売り手よし、買い手よし、世間よしということです。まさにいま問われているコンプライアンスの精神です。
いま、企業が置かれている環境を一言でいえば、「築城150年、落城1日」です。長い時間をかけて獲得した信頼も、ほんの一瞬で失います。
多くの日本企業は、業務をマニュアルに落とすことが不得意で、社員の勘任せの属人的な要素が多くあります。業務プロセスの中にこうしたブラックボックスがあっては、不正や誤りが絶対にないと保証できません。
業務を20%効率化すれば、いまの仕事は8割の力で遂行できます。そして余った2割は、次の成長のために使えます。そのためには個人のレベルアップに加え、ITによるインフラ整備が大切です。ただ、その前提となるのは、業務プロセスの「可視化」です。
ITに任せられる部分はITに任せ、人間はもう少しプロダクティブ(創造的、建設的)なところを担当する。これが今後の持続可能な発展につながると考えています。
日本企業の多くは部分最適にとどまっていて、全体最適になかなか到達できないでいます。組織の垣根にとらわれて、全社的なプロセスの流れが見えてこない。これはグループ会社に対しても同じです。連結経営の世の中にもかかわらず、企業単体の業績ばかりに目がいってしまいがちなのです。
53件中1-30件を表示
次のページ ▶
ランダム
丸山和也の名言4件 田原祐子の名言28件 堤義明の名言6件 鶴野充茂の名言16件 呂坤の名言4件 浅田次郎の名言29件 鈴木郷史の名言7件 ジョン・スチュアート・ミルの名言13件 ゴードン・ムーアの名言10件 リルケの名言54件 ゲッペルスの名言1件 C・コルトンの名言1件 森功の名言3件 ローランド・シュミットの名言1件 細野秀雄の名言3件
ランダム表示
世界の偉人・有名人の名言集・格言集まとめサイト!
仕事、恋愛、努力、スポーツ、アニメ等の心に残る有名なひとこと、英語名言、語録多数収録!
名言info