名言info

三島由紀夫の名言117件

何かにつけて青春が未来を喋々(ちょうちょう)するのは、ただ単に彼らがまだ未来をわがものにしていないからにすぎない。何事かの放棄による所有、それこそは青春の知らぬ所有の秘訣だ。
たいてい勇気ある行動というものは、別の在るものへの怖れから来ているもので、全然恐怖心のない人には、勇気の生まれる余地がなくて、そういう人はただ無茶をやってのけるだけの話です。
変わり者と理想家とは、一つの貨幣の両面であることが多い。どちらも、説明のつかないものに対して、第三者からはどう見ても無意味なものに対して、頑固に忠実にありつづける。
「……したい」などという心はみな捨てる。その代わり、「……すべきだ」ということを自分の基本原理にする。そうだ、ほんとうにそうすべきだ。
女というものは、いたわられるのは大好きなくせに、顔色を窺(うかが)われるのはきらうものだ。いつでも、的確に、しかもムンズとばかりにいたわってほしいのである。
男子高校生は「娘」という言葉をきき、その字を見るだけで、胸に甘い疼きを感じる筈だが、この言葉には、あるあたたかさと匂いと、親しみやすさと、MUSUMEという音から来る何ともいえない閉鎖的なエロティシズムと、むっちりした感じと、その他もろもろのものがある。プチブル的臭気のまじった「お嬢さん」などという言葉の比ではない。
男は愛することにおいて、無器用で、下手で、見当外れで、無神経、蛙が陸を走るように無恰好である。どうしても「愛する」コツというものがわからないし、要するに、どうしていいかわからないのである。先天的に「愛の劣等生」なのである。
この世の中では、他人から見て、可笑しくないほど深刻なことは、あんまりないと考えてよろしい。人の自殺だって、大笑いのタネになる。荷風先生の三千万円かかえての野垂れ死にだって、十分、他人にはユーモラスである。
やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、人も同じように弱いということを証明してくれるのは、無礼千万なのであります。
どんなに醜悪であろうと、自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。
小説家のほうが読者より人生をよく知っていて、人に道標を与えることができる、などというのも完全な迷信です。小説家自身が人生にアップアップしているのであって、それから木片につかまって、一息ついている姿が、すなわち彼の小説を書いている姿です。
男の世界は思いやりの世界である。男の社会的な能力とは思いやりの能力である。武士道の世界は、一見荒々しい世界のように見えながら、現代よりももっと緻密な人間同士の思いやりのうえに、精密に運営されていた。
先生にあわれみをもつがよろしい。薄給の教師に、あわれみをもつのがよろしい。先生という種族は、諸君の逢うあらゆる大人のなかで、一等手強くない大人なのです。
幸福って、何も感じないことなのよ。幸福って、もっと鈍感なものよ。…幸福な人は、自分以外のことなんか夢にも考えないで生きてゆくんですよ。
美しい若い女が、大金持の老人の恋人になっているとき、人は打算的な愛だと推測したがるが、それはまちがっている。打算をとおしてさえ、愛の専門家は愛を紡ぎ出すことができるのだ。
男の本質は、マザー・シップ
生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
人に笑われるなどということは全く大したことじゃありません。だから我々は大いに他人の失敗を笑うべきなのであります。
女の部屋は一度ノックすべきである。しかし二度ノックすべきじゃない。そうするくらいなら、むしろノックせずに、いきなりドアをあけたはうが上策なのである。
女にはまた、一定数の怖ろしいものがなければならず、蛇とか毛虫と船酔とか怪談とか、そういうものは心底から怖がらねばならぬ。
静まり返った高級レストランのどまん中で、突如快音を発して、ズズズーッとスープをすすることは、社会的勇気であります。
エチケットなどというものは、俗の俗なるもので、その人の偉さとは何の関係もないのである。
悪は時として、静かな植物的な姿をしているものだ。結晶した悪は、白い錠剤のように美しい。
お上品とは最大多数の決めることで、千万人といえども我ゆかんという人は、たいてい下品に見られる。
日本の女が全部ぬかみそに手をつっこむことを拒否したら、日本ももうおしまいだ。
「お前はまだ人生経験が足りない」と言いかえす人があるだろうが、私もすぐ、「お前さんは自己分析が足りない」と言いかえしてやります。
鈍感な人たちは、血が流れなければ狼狽しない。が、血の流れたときは、悲劇は終わってしまったあとなのである。
女性は先天的に愛の天才である。どんなに愚かな身勝手な愛し方をする女でも、そこには何か有無を言わせぬ力がある。
僕は詩人の顔と闘牛師の体とを持ちたい。
時の流れは、崇高なものを、なしくずしに、滑稽なものに変えてゆく。
117件中1-30件を表示
次のページ ▶
name 三島 由紀夫(みしま ゆきお) caption 1956年、三島由紀夫 pseudonym birth_name 平岡 公威(ひらおか きみたけ) birth_date 1925年1月14日 occupation 作家 period 1938年 - 1970年 genre 小説、戯曲 subject movement notable_works 『仮面の告白』(1949年)『禁色 (小説) 禁色』(1951年)『潮騒』(1953年)『金閣寺 (小説) 金閣寺』(1956年)『鏡子の家』(1959年)『近代能楽集』(1956年)『豊饒の海』(1965年)『サド侯爵夫人』(1965年)『わが友ヒットラー』(1968年) awards 新潮社文学賞(1954年)読売文学賞小説部門(1957年)週刊読売新劇賞(1958年)読売文学賞戯曲部門(1961年)フォルメントール国際文学賞第2位(1963年)毎日芸術賞文学部門(1964年)文部省芸術祭賞演劇部門(1965年)
ランダム
神永昭夫の名言5件 パトリック・ハーカーの名言4件 加藤順彦の名言8件 崔洋一の名言6件 J・D・サリンジャーの名言4件 吉田仁志の名言4件 ジョン&リン・セントクレアトーマスの名言4件 ますい志保の名言11件 小津安二郎の名言11件 理央周の名言17件 ヴィトリオ・アルフィエリの名言2件 ドロテーア・シュレーゲルの名言1件 加茂克也の名言1件 エドマンド・スペンサーの名言3件 センタ・バーガーの名言1件
ランダム表示
世界の偉人・有名人の名言集・格言集まとめサイト!
仕事、恋愛、努力、スポーツ、アニメ等の心に残る有名なひとこと、英語名言、語録多数収録!
名言info