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池上彰の名言44件

ヘーゲルというドイツ人哲学者の言葉に「存在するものは合理的である」という言葉があります。存在するからには、必ず何か理由があって存在しているということですね。それが、たとえ直接的に見えなくても、社会に存在しているという事実が、社会の役に立っている、あるいは誰かに喜んでもらえている、ということの証なんですね。
たとえば老舗と呼ばれる会社は、世の中にとって必要な、みんなが喜ぶような商品やサービスを提供し続けてきたからこそ老舗になれたんです。儲かっている会社も、基本的に同じ理屈で、社会に必要とされていると考えられるでしょう。一方で、サービスが提供できなくなったり、社会的にまちがった儲け方をしていた会社は、これまで自然と淘汰されてきました。発想としては、世の中のためになる仕事をしていれば、会社として継続的に成り立っていくものなんですよ。
お金がたくさんあって、南の島のリゾートで一生遊んで暮らしていいよって言われても意外と出来るもんじゃない。それは、人間というのが、「社会的な動物」だからなんです。自分が社会の中で何か役立っているなとか、社会の中に自分の居場所があるなということを認識できて、初めて生きがいを感じる事が出来るからなんですね。社会における自分の価値や存在を認識する、その作業が「働く」ということなんですよ。
一度地獄を見ると、世の中につらい仕事はなくなるんです。苦しい経験を若いうちにするからこそ、得られるものもある
何かを学ぶときには、「勉強しよう」「知識を得よう」という姿勢にとどまらずに、まったく知らない人に説明するにはどうしたらよいかを意識するといいでしょうね。そうすることで理解が格段に深まるんです
本当につまらない授業があったら、居眠りするのではなく、「この授業は、なぜつまらないのだろうか?」と考えてみてはどうでしょうか
報告書や提案書を書くうえで何より大切なのは、各会社や職場にある書面のフォーマットを知ることです。たとえば報告書なら、「目的」「内容」「結論」といった必須の項目があるなど、一定の形式があるものです。まずはこれを、しっかり抑えてください。このフォーマットにのっとった文書の手本があれば、それを徹底的に研究するとよいでしょう。職場に手本がない場合は、上手な先輩社員などの書面をみせてもらい、コピーして、やはり徹底的に研究してみてください。
記者が自由に書いていると思われがちな新聞記事でも、ある一定のパターンがあります。5W1H(いつ・誰が・どこで・何を・なぜ・どのように)を抑え、そこに固有名詞を当てはめれば、いちおうの記事にはなります。
私はNHKの新人記者時代、先輩記者の書いた原稿をペンでひたすら丸写しして、腕と頭に文体を覚えさせました。やがて、自信をもって原稿が書けるようになりました。
効率よくスピーディーに文書をまとめるには、下調べも大切です。たとえば、現地調査をして、その結果を報告書にまとめる場面を考えてみましょう。下調べもせずに、興味の赴くままに調査をしていると、報告書をまとめる際、何をどう書いてよいか途方に暮れることにもなりかねません。そこまでならなくても、非効率的ですし、伝えたいことがやみくもに詰め込まれた、整理の不十分な報告書になってしまいがちです。また、貴重な情報に接しても、予備知識がないために、見過ごしたり、気づかなかったりしてしまうことにもなりかねません。こうしたことは、下調べを十分にして、仮説をあらかじめ立てておくことで、かなり防げます。
仕上がりのフォーマットを頭に浮かべたうえで、下調べをして調査や打ち合わせに臨む。下調べをして調査に行き、調査中は、仕上がりのフォーマットを頭に浮かべたうえで、文章の構成を考える。帰社する途中で、文章の中身を考える。これで中身の濃い文書を効率よくスピーディーに書けるようになっていくと思います。
中身の充実した報告書や提案書を書くためには、五感を研ぎ澄ませて、調査や打ち合わせに臨むことも大切です。現場の匂い、景色、雰囲気、人の話などを虚心に受け止め、書面に少しでも書き込んでみるのです。そうすることで、ほかの人とは違った臨場感とオリジナリティーのある報告書や提案書ができあがるはずです。
企画書や報告書を書くときにインターネットに書かれてあることをそのまま書き写してしまうのはよくありません。インターネットの情報は、基本的には「死んだ情報」です。参考にするのはかまいませんが、これから独自のビジネスを展開する場合には、インターネットの情報だけではまったく不十分です。
まずは、思いついたことを思いつくままに書いてみる。次に、その書いた文章をみながら「一人ツッコミ」をする。さらに、周囲の人にその内容をぶつける。こうした訓練をするうちに、文章力も内容も、格段に向上していくことでしょう。
教養を1人で身につけるにあたって、誰でもできるのは、本を読むこと。読書です。NHKを辞めて独立したとき、肩書がない厳しさを初めて味わいました。でもそのとき、記者時代に夜回りの合間などを使って、本を読み、独学した英会話から経済学の古典に至るまでの様々な教養が、自分の武器となりました。その後の執筆活動などにも大いに役立ったのです。
たくさん本を読んで、知識が豊富になれば、それで「教養がついた」ことになるかというと、ちょっと違うような気がします。自分の得た知識を他人にちゃんと伝えることができて初めて「教養」が身についた、と言えるのだと思うのです。
知識をインプットするだけじゃなくアウトプットまでできるようになる、となるといきなりハードルが上がります。生半可な理解では人に伝えることはできません。私の場合、NHKで「週刊こどもニュース」を手がけたときに、小学6年生に大人向けニュースを理解してもらうにはどうすればいいか腐心しました。
本は読みっぱなしにせず、実際に誰かに伝えてみることが一番有効です。知識のない人間に、「そうだったのか!」と理解されるよう専門情報を的確に簡便に伝えるのは案外難しいですよ。
話している内容が同じでも、伝える姿勢や態度によって、相手が受ける印象は大きく異なります。たとえよいことでも、仏頂面で言っては、相手は不愉快になるかもしれないし、自信なさげだったら相手の心に届かないことも十分にあり得ます。
専門用語や業界用語というのは、なんとなくカッコいいと思うのか、使ってみたくなるものです。「コンテンツ」「シナジー」「ソリューション」などのカタカナ用語も似たような傾向があります。でも、こうした用語は誰にでも通じる言葉ではありません。知らないよりは知っていた方がいいのですが、使う相手や場はしっかり考えるべきです。一般のお客さんなどに専門用語や業界用語を安易に使うのは避けた方がいいでしょう。
相手に何かを伝える行為は、決して自分の知識をひけらかすことではありません。相手の立場を慮って、わかりやすく伝える気持ちを持つことが大事なのです。
ここ数十年で日本人の話すスピードはかなり速くなりました。昭和10年ごろに比べると、いまの私たちは2倍くらいの速さでしゃべっているというデータもあるようです。忙しくなって、ゆっくりのんびり話していられない時代になったということでしょうか。本来、私も相当な早口です。でも、テレビに出るときは意識してゆっくり話しているのです。幅広い視聴者を意識してのことです。
ビジネスパーソンがプレゼンテーションをする場合などは、いつもよりゆっくり話すことを心がけてみてはどうでしょうか。聞き手側は、普段、早口になれている分、新鮮で、思わず引き込まれるかもしれません。さらにいえば、スピードに緩急をつけるとより効果的です。
落語家は基本的にはゆっくり話しますよね。ただ、ときどき速く話したり、声を大きくしたりと、メリハリのある話し方をします。落語家の話が面白く、思わず引き込まれてしまうのは、そうした話術にも秘訣があります。ビジネスパーソンも見習いたい技です。
業績が秀でていたり、事業が成功したりしても、愛される人と、疎まれる人がいます。この違いは、謙虚さの有無、あるいはそれの程度の差にあるように思います。愛される人は、たとえ血のにじむような努力をした結果、成功をおさめたとしても「みなさまのおかげで、ここまで伸びることができました」と言うなど、謙虚な姿勢や雰囲気を持っています。一方、疎まれる人は「俺の才覚で、ここまで来たんだ。どうだ、すごいだろう」という雰囲気がそこかしこから漂います。
日本人に限らず、人間は社会的な動物です。そうである以上、大成功を収めた場合も、ほかの人や周りから何かしらの恩恵を受けているのは確かです。社会の一員である以上、「おかげさま」の精神は必要なのです。
たとえ自分の能力や努力によるところが大きいと思っても、それを口に出してしまうと、世間の反感を買ってしまいます。本音はそうであっても、時と場合によっては、建前とのバランスが大切になる場面があるものです。とくに記者会見などの公的な場では、そうしたことへの配慮も必要です。
一番望ましいのは悪口の類を一切言わないことですが、人間だから腹の立つことも、不満を募らせることもあります。聖人君子でもない限り、人の悪口を一切言わないのは無理かもしれません。そこで、現実的な線引きとして、悪口を言う場合は、面と向かって言えるレベルにとどめる。そうすることで、人としての最低限の品位は保つことができるし、人との信頼関係も築くことができるようになるはずです。
悪口や陰口は、当然ビジネスをする上でも気を付けるべきことです。ビジネスマンは、少なくとも顧客の前ではよその会社の悪口や噂話を絶対に言ってはいけません。
諜報活動をする人たちの情報源の98%は、対象国の新聞などの公開情報です。それをどう加工するかが彼らの腕の見せ所になります。新聞などから得た複数の情報をかけあわせ、新しい視点を導き出す。その視点がインテリジェンスです。
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name 池上 彰 caption birthname death_date death_place education 慶應義塾大学 occupation ジャーナリスト alias title family spouse domestic_partner children relatives ethnic religion salary networth
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