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小室淑恵の名言52件

仕事が速い人と遅い人の違いは、まず上司から仕事を受け取るときの確認の仕方です。「はい、わかりました」と快く仕事を引き受けたものの、いざ作業に取り掛かろうとすると「あれ?上司はどのような方向性を望んでいるのだろう」と疑問になり、改めて確認しようとする。ところが、そのときには上司は外出していて、すぐに確認が取れない。仕方なく自分なりの仮説で作業を進め、上司が戻ってきたところで確認すると、「全然違うよ」と言われて、ほぼ一からやり直し。仕事が遅い人には、こういったケースが多く見られます。
仕事が遅い人は、自分の仕事を分解することから始めてみるとよいでしょう。残業が多い人のスケジュールで典型的なのは、「13時~18時 資料作成」などのアバウトすぎる予定の立て方です。資料作成を細かく分解すれば、自分だけではできない作業があることがわかります。また、上司のチェックも、何時ごろにチェックをもらえる状態になるかを考え、朝のうちに見にアポイントをとっておかなくてはなりません。
いまの時代、作業そのもののがスピーディにできるかどうかで、速くなる仕事はあまりないでしょう。仕事には一人では進められない部分、確認が必要なことがことがあります。その部分を一人で先走ると、必要以上に修正しなくてはならなくなってしまいます。仕事のスピードアップには、社内コミュニケーションが欠かせません。
仕事を一人で抱え込む人は、自分でやった方がいいと考えている理由が何なのかを、一度分析してみる必要があるでしょう。そのときに、自分のスキルと、仕事を頼めないと思っている相手のスキルを紙に書いていきます。すると、今回の仕事はレベル3のスキルが必要なのに、相手はレベル2なので頼めない、といったことが見えてくるでしょう。相手にレベル3のスキルを身につけてもらうように自分がコミットすれば、仕事を頼めることがわかるはずです。
私にしかできないと思っていた仕事を人に任せ、その時間に優先度の高い仕事をしたり、自分のスキルを磨いたりすれば、いまよりずっと効率的に仕事ができるようになるはずです。
管理職世代には、いまだに「自分がエースとなり、誰よりもたくさん働いて、メンバーを同じ方向へ引っ張っていく」というマネジメント手法にこだわる人は少なくありません。でも、その方法で成功するのはほんの一部のスーパーマンだけです。多くの管理職は、仕事を抱え込みすぎて自分を苦しめています。
管理職に求められているのは、メンバーそれぞれの強みを最大限に発揮できる環境づくりです。強いリーダーシップ型のマネジメントではなく、一人一人のメンバーを丁寧に支援するサポート型のマネジメントが必要なのです。全員が持っている能力を発揮できれば、チームとしてのパフォーマンスも上がり、一番能力の高いリーダーばかりに仕事が集中するという状況も改善され、管理職自信が楽になれます。
サポート型のマネジメントを実践するには、メンバーを認めて、褒めて、安心させることが必要です。
数をこなす時代は、ミスをさせないよう、上司が厳しく緊張感を持って部下を管理する手法が有効でした。しかし、創造性を発揮させるには、そのやり方では逆効果です。上司に怒られてばかりで萎縮したメンバーは、いいアイデアや企画があってもなかなか提案しないし、会議でも発言しません。これでは、チームとして付加価値の高い仕事をすることなど不可能です。
まずはチームのメンバーを褒めることから始めてください。「助かったよ」「上手くやれたね」といった言葉をかけ続けるだけで、チームの雰囲気は驚くほど変わります。
会議では「メンバーの発言を否定しない」というルールを自分に課してください。「そんなの意味ないだろう」などと否定的な発言はNGです。どんな意見も「なるほど、それもあるね」と、すべてホワイトボードに書き出してください。メンバーは、自分の発言が拾い上げられることで、「認められた」と感じます。すると、いつもは黙っていた人も積極的に発言し、アイデアを出すようになります。メンバーの意識が変わり、チームの生産性が確実にアップします。
メンバー全員が安心して働ける環境をつくることが管理職の仕事であり、部下と一緒にクライアントを回ったり、資料の作成を手伝ったりすることがメインの仕事ではありません。
多くのリーダーは、現在のメンバーの能力をその人の限界だと思い込んでいますが、その人が5年後もいまのスキルのままではチームの生産性は上がらず、リーダーとしても困るはずです。ですから、リーダーは各メンバーにどう成長してほしいのかを考え、戦略的に育成する必要があります。
スキルが未熟なメンバーに仕事を任せることを非効率だと考える人もいますが、メンバーがいまのスキルのままで十年間を過ごす方が、どれだけ非生産的でしょうか。
マネジメントの役割は、各メンバーの持つ能力を最大限に発揮させ、チームとして成果を出すことです。チームの成果を最大限にする時間の使い方をすることが、結果的にマネジメントする管理職の負担を減らし、仕事の効率化につながります。
朝出社したら、全員が仕事に取りかかる前に日報を書きます。内容はその日のスケジュールと書く作業の優先度。それをメーリングリストで全員に流してしまうので、情報も共有できますし、自分のスケジュールがみんなに知られるため、自己を律する役目も果たします。
作業に優先順位を付けるのも重要です。上司が「この仕事を真っ先に仕上げて欲しい」と思っていたのが部下に伝わっていなくて、夕方になってから「なぜこの仕事を今日中にあげなかったの?」となることは往々にしてあると思いますが、それは上司の考える優先順位と部下の考える優先順位がズレているために起こることです。
新幹線や飛行機の中では、原稿を書いたり出版社から上がってきた原稿をチェックすることが多いので、伊豆や大阪方面の講演が入ったら、往復で4時間は原稿が書けるというように考える癖がついています。
日ごろのクライアント対応など近場の移動では、なるべく行先を一か所に固めて移動時間のロスを抑えます。先方が我が社への提案をお持ちの場合でも、私自身が先方のオフィスに出向いた方が移動がスムーズならばそうします。どちらがどちらに出向くべきだとかいうことにこだわらずに場所の設定は常にフレキシブル(柔軟)に考えます。
ワーク・ライフバランスという言葉を聞くと、24時間を仕事とプライベートでどう配分するかといった印象を受ける人が多いですよね。しかし、ワーク・ライフバランスの本質は時間配分ではなく、仕事もプライベートも充実させて相乗効果を生み出すことにあります。
最近の仕事はアイデア勝負、創造性重視のものが急速に増えていますから、会社で机に向かって手を動かしていれば結果が出せるかというものではありません。終電ギリギリまで会社にいて企画書の文面だけを練っているより、一歩外に出て、周囲の人の興味をそそるような情報を仕入れる方が、商談は弾むし、ビジネスのヒントも見いだせます。結果として遥かに成果を上げやすいんです。そのためには生活も大事にして自分のためのインプットの時間を増やすことです。
家族にとって大切なのは、週末のイベントより、日々のちょっとしたコミュニケーションの積み重ねです。帰宅時間が遅いのなら、朝の時間を利用するのもひとつの手です。
いま日本では長時間労働が当たり前ですが、朝から晩まで会社にいる人だけが集まって、企画会議で新製品を考えようとしても、みんな引出しが空っぽだからアウトプットのしようがありません。でもそれが慣例化しています。労働生産性で日本が先進国中の最下位に甘んじているのは、その辺に原因があるのではないでしょうか。
スタッフには時間競争ではなく、成果で競争してほしいのです。逆に上司が成果を見ないで、残業や休日出勤の多さだけで部下を評価してしまう人だと、部下は仕事をしているフリをするようになってしまいます。生産性が上がらないのに残業代はかさむわけですから、その会社は危なくなります。
クライアントのコンサルティングや講演会など、相手の都合で決まるスケジュールが多いので、自分の側でルールをつくってしまうと摺合せが難しくなります。だから曜日の決め事は一切つくりません。日々の就業時間と就業時間はきっちり守って土日は休みますが、あとはフレキシブル(柔軟)に考えます。
うちは夫が省庁勤務で夜は帰宅時間がまったく読めません。ならば朝の時間を使ってはどうかと考えました。いまは夫婦ともども早起きをして子供と一緒にお風呂に入ったり、ゆっくり絵本を読んであげたりするようになりました。子供が夫になつくようになりましたし、私自身も一人で育児をする負担から解放されて、日常が上手く回るようになりました。
営業マンの残業の原因は、顧客ではなく、案件をクローズできない自分のスキル不足にあると思った方がいいでしょう。その事実を直視せずに、訪問回数を増やして商品を売るという「熱意営業」のスタイルに甘んじていると、すべて顧客の都合に合わせざるを得なくなります。
残業を減らすためには、毎朝自分の一日の予定を立てることから始めることです。行動の前に計画を立てるのは当たり前のようですが、実行していない営業マンが多いのです。
誰しも急いでやらなくてはいけない仕事はあるはずですが、その緊急性を意識せずに一日をスタートしてしまうと、顧客から「今日来て欲しい」と言われたときに断る理由を思いつかず、他の仕事を後回しにして出かけてしまいます。本来であれば優先度の高い仕事のスケジュールを固定して、その合間にそれ以外の仕事の対応をすべきなのに、逆になってしまうのです。
朝出社したら、5分以上を要する仕事はすべてスケジュール化し、一日の予定を組んでしまうことです。そのうえで顧客の急な依頼が入った場合、緊急を要する事情を聴きだして、本当に必要だと判断したときだけスケジュールを組み替える方が賢明です。予定が詰まっていれば、顧客にもその日に訪問できない理由を説明できるはずです。
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