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酒巻久の名言128件

相手の言葉を受け止めたうえで、自分の言葉を発することができる人は会議の中でも目立ちます
月に40冊前後本を読みますが「難しい本を無理して読むより、わかる本を読む」というのが私の読書の基本です。易しい本ばかりを読めというわけではありませんが、歯が立たない本を何時間もかけて字面だけ追っても、それでは読んだだけで終わってしまいます。読書はそこから何かを学び、自分なりの考えを人に語れるようにしなければ意味がありません。
最近の若い人は、とくに学歴の高い人は、難しい本を読んだという経験だけで物知り顔をしがちだと感じます。何かの本を「読んだことあります」という人に、私はよく「そこから何を学びましたか」と尋ねるのですが、ほとんどの場合まともな回答は返ってきません。読書が身についていないのです。
専門書やビジネス書の場合は、まずそのとき自分が知りたいテーマを扱った本を何冊も読みます。それだけでそのテーマに関する論点を把握できますが、重要なのはその際に自分の仮説を持っておくことです。
若いときに「あいつは優秀だ」といわれていた人が、40代になったときに必ずしも優秀であり続けるとは限りません。逆に若手のときには目立たない存在だった人が、いまでは役員や社長を務めているというケースはいくらでもあります。これは30代と40代以降とでは、仕事に求められる能力が変わってくるからです。
私の考えでは、仕事に必要なのは「技術力(専門力)」と「相手力(人間力)」のふたつの力だと思います。技術力とは、ある分野についての専門的な知識や技術を持ち、与えられた課題を的確にこなす能力。相手力とは、相手の立場に立ってものごとを考え、相手をその気にさせて動かす力のことです。
40歳前後になると、部下もできますし、上から与えられた課題をこなすのではなく、自分で課題を見つけ、それを解決することを期待されるようになります。
もし部下の様子がなんだか変だなと気がついたら、ひとこと声をかけてあげることが大切です。話を聞いてもらうだけで部下は楽になるでしょうし、「お前には期待しているから、何かやりにくいことがあったらいつでもいってくれ。できる限りサポートするよ」と言ってあげれば、後ろ向きだった部下の気持ちを前向きに変えていうこともできるでしょう。
身近な人間に対する観察眼を磨くことは、会社以外の人物や社会全般の動向を観察し、判断する目を磨くことにもつながります。
ヘンリー・フォードも「成功の秘訣は相手の立場で物事を考えることだ」と述べています。ただそれは、相手にいい人と思われようとすることとは違います。相手に気をつかっているようでいて、実は自分に気をつかっているなどということはないか、一度自分を振り返ってみる必要があります。
いい常識は、いい創造力を生みます。常識を具体的にいえば、実業高校の教科書レベルの知識です。ビジネスマンなら誰でも十分身につけられるような内容です。そうした常識を、意識して広げていくことが、豊かな想像力につながります。
いまは、各分野の専門家が力を合わせてひとつのプロジェクトを進める、という仕事のやり方が大半だと思います。別分野でわからないことがあったとき、「この部分はどうすればいいの?」と気軽に聞ける人物が社内外にいれば、状況を一気に打開できます。仕事を進めるために、人脈は欠かせません。
自分の所属する部署の外で「これは」という人物を見つけたら、「勉強のために教えていただけませんか」と教えを請うたらいいでしょう。その代わり、相手が助けを求めてきたら、こちらもサポートする。そうした人間関係を築いておくことも重要です。
技術力が高い人ほど、自分の専門性にこだわります。そこで私は、「ある専門分野では彼には勝てなくとも、総合力で勝負すれば太刀打ちできるんじゃないか」と考えました。ある優秀な人の専門能力を100点とします。自分は逆立ちしても同じ100点は取れない。けれども、電気で55点、化学で55点、機械で、経理で、マネジメントで……というように各分野で55点を取ることなら、努力次第でできます。55点というのは、学校でいえばギリギリ落第しない「可」のレベルです。ですから自分の能力を、できるだけ多くの分野で「可」をとれるレベルに持っていこうというわけです。こうして自分の能力の守備範囲を広げていくと、「この技術とあの技術を組み合わせれば解決できるのではないか」とアタリが付けられるようになります。
スティーブ・ジョブズは彼自身が新たに発明した技術はひとつもありませんが、広い視野と知識を持ち、それを頭の中で融合させることで、人々が驚くような新しい製品を世に送り出すことができたのです。
多くの優れたものに接していると、やがて本物にはジャンルを超えた共通項というべきものがあることに気づくようになります。すると、機械の図面を見ていても、経営計画書を見ていても、本物と偽物を直感的に見抜く力が身につきます。冗談のような話ですが、これは私の実感です。
自分の専門以外の分野も勉強することを意識してほしい。経営やマネジメントや専門分野の本を読むだけでなく、芸術作品にも触れるなどして、本質を見る目を磨いていってほしい。一見、無駄に思えるようなそうした勉強が、あとになって大きな力になってくるのです。
試作の速さはものすごく大切です。なぜなら、商品開発が成功する確率は約3割だと言われていて、試作が速ければ、開発の方向が間違っていても即座に変更に対応でき、成功の確率を上げていけるからです。
目標は形で表すとしたら、5行で書けるくらいのものがいい。トップから末端の作業者まで、一目で方向性が分かるもの。A4サイズの用紙に2頁も3頁も書かれたものはまず成功しません。末端の作業者が読まないからです。読まないということは指示待ちになるということです。作業者も同時に目標を覚えてくれないと、現場がのんびりする。スピードに対応できないのです。
目標はタイムリミットと工程がセットになっていることが必須です。最終期限のない目標は意味がありません。何年何月何日までに目標を達成するのか期限を決めて、そのあいだにマイルストーンを置いていくのです。
当たり前のことながら、ムダの多い会社は利益が出ません。『フォーチュン』誌の企業ランキングに載るような会社は、売上に対してムダの率が7%前後です。そうでないと、平均して15%から20%の利益は出せない。反対に、利益が1%の会社はムダが30%あると見てよい。これは人件費も含めてのムダです。
利益が出るか出ないかは、働いている人が能動的か受動的かによって大きく違います。自分で考えて積極的に行動する人間か、指示や命令を待つ人間かという違いです。後者が多ければ会社は黒字にはなりません。指示した人がいなければ現場は遊んでしまうからです。
能動的な働きをしてもらうには、実践を見てもらうのが一番早い。キヤノン電子では、他社の社員を招き、私どもの作業工程を見せることがあります。ボランティア的な取り組みです。実際に見てもらって、彼らに考えるきっかけを与える。そして、自分たちにもできるんだと思ってもらうことが早道です。その中には、約2年で利益率が2%から11%まで上がった会社もあります。
営業と研究開発の優れた人は一緒です。なぜなら、研究開発で最も優れた人は、必ず相手の立場に立ってものを考えるからです。困っていることを解決するのが、よい商品に直結します。営業もそうです。ただ自分の会社の製品を買えと言うのではなく、相手が何を要求しているのかきちんと耳を傾け考える。問題はそのセンスを持っているかどうかで、研究開発も営業も基本は同じなのです。
私は、人を採用するうえで大切なのは、まず相手の立場に立って考える優しさがあるかどうかということ、そして次に健康だと思っています。それが必要条件。頭がよいかどうかは、私に言わせれば十分条件です。
自然界のアリの話はよく知られています。働きアリは全体の2割だけ。8割は遊んでいるという生態の話です。そして働きアリの2割を全体に見立ててみると、その中でそれなりに働いているのはまた2割だけ。それが自然の法則なのです。社員の意識改革も全員を対象にするのではなく、有効な2割に徹底的に働きかければ組織は十分に機能するのではないか。それが私の持論です。多くても3割の人を改革すれば、問達いなくあとがついてくるでしょう。
キヤノン電子が目指しているのは世界トップレベルの会社です。何をもってトップというのか。経常利益を15%出すことです。今まで赤字だった会社がいきなりそこまでは無理だろうという人が大半のなか、私は末端の人たちにも「15%出すためにがんばろう」と説明して回りました。
コストダウンを図るとき、いわゆる“濡れ雑巾を絞っていない会社”はあっというまに2分の1になります。これ以上無理だと言われても、私は「濡れ雑巾をバスタブの中で絞るな。外へ出して絞れ」と言っています。
長い年月の事業ほどムダが多いんです。生産方法を30年間変えていないのに、社員の給与は8倍に上がっている。それは会社に損害が生じているということですね。給与を変えないなら、生産時間を8分の1にしなければいけません。日本企業は今、どこでも同じ問題が起きています。
確実に利益を出していくためには、成果が出たら“その時点で”社員を評価することが大切です。私たちは、利益が出たら、その年のうちに上がった分のいくらかを社員に与えます。ムダを省けばそれだけ給与が増えるという感覚を皆が身につければいい方向にいく。そして、がんばった人やチームには、ほめ言葉をたくさん入れた表彰状を渡します。表彰状の最後には「あなたはキヤノン電子の宝です」という一文を必ず入れて。
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