名言info

矢野博丈の名言85件

好調なときに、「いつかはダメになる、こんなことが長く続くわけがない」と恐れおののく力が会社の力だと思う。
21世紀は「しまった」と思い続ける、自己否定の積み重ねが大切
一回叱ったくらいでよくなるなら誰も苦労はしない。人は繰り返し何度も何度も叱られてようやく身につく。
人は褒められて伸びるという声もあるけれど、それはウソだろう。たしかに褒められたときには嬉しくて一時的に頑張るかもしれない。でも継続はしない。ならば、もう一回褒めたらどうなるか。今度は頑張るんじゃなくて、調子に乗り始める。褒め続ければ人を堕落させてしまう。もちろん、本当に褒めたいときには素直に褒めたらいい。だけど、人を育てようとして褒めるのは逆効果。
若い人を鍛えたかったら、しっかりと怒ることが一番。それも1回や2回じゃ足りない。毎日しつこいくらいに怒ってナンボ。「あんまりしつこいと嫌われる」なんて遠慮する必要はない。いい加減に叱ると、「適当にやり過ごせば許してもらえる」と思われて、これまで起こったことが無駄になる。怒るときはこっちも真剣に辺り構わず怒鳴り散らしている。
声の大きさは別にして、怒ることは大切だと思う。それを改めて教えてくれたのは、イトーヨーカ堂の伊藤(雅俊)名誉会長だった。実はそれまで、一流企業の経営者というのは、あんまり感情的に話したりしないものだと私は思っていた。ところが15年前、伊藤会長に初めてご挨拶にうかがったとき、そのイメージが根底から覆された。社員に向かって真剣に怒鳴る伊藤会長の姿を見て、「経営者は気取る必要なんてない」と確認できた。
イトーヨーカ堂の伊藤(雅俊)会長は温かい方だ。以前、うちが倒産するという噂が流れたとき電話をくれて、「矢野さん。一人で苦しむな。何でも俺に相談しろ」と言ってくれた。実際は会社が倒れる心配はなかったけれど、噂が流れただけで離れていく人がいる中で、伊藤会長の励ましには本当に元気づけられた。こういう人間性の持ち主だから、普段は怖くても、みんながついていくんだろう。
努力しないスタッフは、努力が嫌いでサボっているわけじゃなくて、努力のきっかけがないだけだということを忘れたらいけない。だからこそ、上司なり先輩なりが怒って気付かせる必要がある。努力しはじめると、いろいろ面白くなって勝手に努力するようになる。それまで粘り強く叱り続けることが、私の唯一の社員教育法だね。
努力は大切だけど、決して努力が万能ではないということも知っておかなければいけない。いくら努力してもダメなときはダメ。努力ですべてが解決すると思うのはおこがましいこと。
運命の女神は、不運も人生の修行と思って努力を続ける人に、ちょっとだけ味方してくれるのではないだろうか。私はそう思っている。
私が経営コンサルタントをあまり信用してないのも、頭でっかちな傾向が強いから。コンサルタントには2種類いて、「頭はいいが実務をたいして経験してない人」「実務をやりながらセミナーなどをやっている人」。後者はまだいいが、前者はダメ。自分で体験してない人の言葉は、軽くて心に響かない。
私は毎朝、社員と一緒にトラックから倉庫へ荷降ろしをしている。以前、腰痛を理由に2年ほど休んだけれど、いまはまた毎朝社員と一緒に汗を流している。別に社員教育とか現場の情報収集とか、何か狙いがあるわけではない。単純にみんなでワイワイ言いながら作業すると楽しいからやっている。
あるとき、私の尊敬する経営者の一人ユニーの家田美智雄元会長が、「私はYTB運動をしているんだよ」とおっしゃった。何かと聞いてみたら、「上も下もなく、寄って(Y)たかって(T)、仕事(ビジネス・B)をする。これが楽しいんだ」と教えてくださった。家田元会長は、経営が傾いていたユニーを短期間で立て直した中興の祖です。自分でいろいろと苦労して結果を出してきた方なので、私も素直に真似しています。
一人で始めた移動販売が社員3人規模まで大きくなったとき、「よし、ワシも経営の勉強をせにゃいかん」と思って、本を3冊買ってきたことがある。3冊とも松下 幸之助さんの本だった。読んでみると、私が考えたこともないようなことがいろいろ書いてある。さすが経営の神様だと思った。その中のひとつに、「経営者には権限移譲する力、部下に仕事を任せる力が必要だ」と書いてあった。だからそれに倣って、それまで平社員だった社員3人をそれぞれ専務、部長、課長にしていろいろ任せることにした。ところがこれは上手くいかなかった。大きな会社で、ふさわしい年月と経験を重ねてきた社員に権限を委譲するのは、効果的なのかもしれない。だけど、当時のうちの社員は年月も経験も浅い。苦労もしないまま役職が与えられると何か勘違いしてしまって、権限移譲の悪い面ばかりが出てしまった。このとき私は、本に書いてあることをそのまま鵜呑みにしたらいけないと思った。
最近の若い人は、すぐに結果を求めたがる。努力した成果というものは、3年先、5年先に出てくるものだ。それまでは我慢して努力を重ねていくしかないのに、いますぐ結果が欲しいから、この方法がダメなら次、それもダメなら次というように、右往左往している。これじゃ何ひとつモノにならないよ。
何かの結果というものは、それまでの過程があって生まれてくるもの。だから過程を大事にすることが、いい結果を生み出すただひとつの道なんだ。それをしっかりと心において、ひとつひとつ積み上げていくことが必要だと思う。
私と話したことがある人はよく知っていると思うけれど、私はダジャレやジョークが大好きで、隙があればどんどん会話の中に挟み込む。休憩時間や食事のときの会話だけじゃなく、仕事中でもジョークを思いついたら、すかさず口にする。なぜ私がジョークを言うかというと、それは場を明るくしたいから。もちろん、仕事は真剣にやるもの。かといって、しかめっ面でやっていても上手くいくというものでもない。どうせやるなら、楽しく明るくやった方がいいに決まっている。
いくらお金を持っていたり、地位があったりする人でも、性格が悪ければ人は離れていく。人間関係は人の心が絡むことだから、こうすればこうなる、という単純な方法はないけれど、必要なことをあえて言うなら「性格を磨く」ことが大事だろう。
20世紀の企業経営は、成長を前提としていました。しかし、21世紀は明らかにそうではありません。21世紀の人間は、たくましくなければいけません。成長しなくてもいいけれど、日々の営みを積み重ね、執念深く自分の弱みを知り、備える必要があります。
いま思えば、商品を100円均一で売ったのは、安くしすぎでした。安さは、企業が生き残る条件ではないのです。物には価値に合った適正な価格があります。100円均一は、そんな当たり前のことをわからなくしてしまいました。いまは100円だけではなく、200円とか、2000円といった価格の商品も販売しています。
会社を大きくしたいとか、店をたくさん出したい、事業を大きくしたいと思ったことはありません。
以前当社は店頭上場しようと準備をしていました。でも、私の判断で上場予定日の二か月前にキャンセルしたんです。いまでも、いつでも上場できる状態にあります。しかし、上場すると投資家からの目を意識して短期のことばかり考えるようになります。結果として、この土壇場の上場中止があったからこそ、いまの大創産業があります。
海外展開で得た最大の教訓は、「小売業の海外展開は、自分の身内が海外でフランチャイズ展開するほどの覚悟で始めなければできない。つまり失敗しても自分がすべて責任をとるつもりで臨まなければ決して成功できない」ということでした。
人間には、恵まれない幸せと、恵まれる不幸せというのがあるのです。私は運にも才能にも恵まれませんでした。運は神様が決めること。才能がないのは自分。運も才能もないという弱さ、怖さ、おぞましさ。神様は私に目の前のことを一生懸命やる以外に選択肢をくれませんでした。何度も職を変えて試行錯誤しながら、生き延びたくて頑張りました。
海外展開で一番最初は、100円均一と同じコンセプトで店を出せば海外でも売れるだろうと思って始めました。しかし、そうではありませんでした。海外市場で本気で成功しようと思えば、物流などインフラも整備して入っていかなければなりません。店をただ出しても売れないのです。
じつは、5年ほど前から「もしかしたら、もう会社はつぶれないかもしれない」と思うようになりました。業績が悪化してもどこかが買ってくれるだろうと。そうしてある程度安定してから、自分は人間として劣化してしまったなと感じるようになりました。つぶれるかもしれないという恐怖心があったからこそここまでやってこれたのです。
頑張れば大きくなれた20世紀と違って、21世紀は生き延びるために頑張らなければなりません。20世紀は信念・戦略・完成がキーワードでしたが、21世紀はどんどん変わる時代です。最近は、大創産業が成功してきたパターンややり方もすべて否定され始めました。
会社が大きくなりすぎることは恐ろしいと、ずっと思ってきました。流通業が栄枯盛衰を繰り返してきた歴史からもわかるように、小売業のオーバーストア(店舗数過剰)は非常に恐ろしい。「オーバーストアは地獄じゃけ、あまりたくさん店を出さんでいい」と社員にも繰り返し言ってきました。
もし上場していたら、いまのような海外展開はあり得なかったでしょう。当初大失敗したのです。12億円の損失を出しました。上場企業だったら、いくら創業者だって社長辞任に追い込まれていたでしょう。結果的になりますが、上場しなかったからこそ試行錯誤ができたのだといえます。
日本で、100円均一価格で商品を安く売りすぎた反省もあり、コストもかかる海外では日本より2倍程度高い価格で販売しています。商品にはそれなりの品質で、それなりの価格というものがあるのです。
85件中1-30件を表示
次のページ ▶
ランダム
伊達政宗の名言32件 パリス・ヒルトンの名言12件 鈴木秀子の名言9件 藤田近男の名言6件 周防正行の名言17件 樹木希林の名言4件 平賀敏の名言5件 ディビッド・ユーゼの名言8件 榊原節子の名言7件 松沢卓二の名言7件 ベイジル・ヘンリー・リデル=ハートの名言3件 島秀雄の名言3件 宮島秀司の名言1件 グッド・ウィル・ハンティングの名言1件 ダニエル・デフォーの名言3件
ランダム表示
世界の偉人・有名人の名言集・格言集まとめサイト!
仕事、恋愛、努力、スポーツ、アニメ等の心に残る有名なひとこと、英語名言、語録多数収録!
名言info