エマヌエル・スウェーデンボリ(Emanuel Swedenborg、1688年-1772年)は、スウェーデン出身の科学者・神学者・思想家です。彼は多岐にわたる分野で活躍し、その業績は広範であります。
スウェーデンボリは科学者から神秘主義者へと転身し、その思想は幅広い分野で議論され続けています。彼の業績と思想は、宗教、哲学、心理学などの領域で興味深い研究材料となっています。
そんなエマヌエル・スヴェーデンボリ(ボルグ)の心に響く名言や格言などをピックアップしてお届けします。
エマヌエル・スヴェーデンボリ(ボルグ)のプロフィール
スウェーデンボリは最初、科学者として知られるようになりました。彼は数学、天文学、物理学、工学などに興味を持ち、科学の分野で多くの論文を執筆しました。また、結晶学についてはスヴェーデンボリが開拓者の一人です。
しかしながら、スウェーデンボリは後半生で宗教的な経験を経て神秘主義に傾倒し、その思想が彼の最も重要な業績となりました。彼は霊的な世界の存在を主張し、自らが霊的な視点から天使や神、霊界の存在に接することができると主張しました。
スウェーデンボリの神秘主義的な思想は、多くの著作によって表現されています。彼の主要な著作には『天界と地獄』、『神の摂理』、『真のキリスト教』などがあります。これらの著作は、宗教哲学、神秘主義、宇宙論などのテーマを探求しており、彼の独自の霊的な体験に基づいています。
名前 | エマヌエル・スヴェーデンボリ(ボルグ) |
国籍 | スウェーデン |
生年月日 | 1688年1月29日 |
没年月日 | 1772年3月29日(84歳没) |
出生地 | スウェーデン ストックホルム |
職業 | 科学者・神学者・思想家 |
主な功績 | スウェーデン語訳の聖書を最初に刊行した |
エマヌエル・スヴェーデンボリ(ボルグ) 名言 格言集
- 神の本体は愛と英知である。
- 愛は決して眠ることはできない。
- 人間は、自らが置かれている社会や隣人に有用な存在となるために生まれている。
- この世では、意思とは何か、愛とは何かということについてほとんどわかっていません。なぜかというと、人は理解することや自らの力によるかのように考えていくことはできても、愛することやその愛から出発して自ら欲することはできなくなっています。
- 神が宇宙を創造されたのは、人類を実在させ、そこから天界を造られる以外にないし、人類こそ天界の苗床であるということです。
- 夫婦は一人の天使である。
- 愛の本質は精神の火である。
- 父と母の情愛は子供たちに生まれつき内在している。しかし、父の愛情は内面的なものであって、それゆえに長い時期を経過してそれ自身を明示していく。これに反して、母の愛情は外面的なものであるため、短期間でそれ自身を明示する。
- 清潔と無垢の状態に生きる者たちには、裸は恥ずかしいことでも不真面目なことでもありません。淫らで慎みもなく生きる者たちにとってのみそうなのです。
- 人間のもとに誠実や正直が存在した限りでは、顔による言葉もまた存続した。しかし人間が自分自身を愛して隣人を愛さなくなって、人間の心が、語ることと別なことを考え始めるや、口による言葉が発達して顔は沈黙し偽るようになってしまった。
- 感覚で把握したくないため、結局何も信じなくなり、盲目になった人は、かつては知恵の木の蛇と呼ばれました。
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神学者(しんがくしゃ、Theologian)は、宗教や神に関する学問を研究し、探求する人を指します。彼らは宗教的な信仰、教義、神学的な問題について深く考察し、理論的な洞察や哲学的な分析を通じて理解を深める役割を果たします。
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