ジョーゼフ・キャンベル(Joseph Campbell)は、20世紀のアメリカの文化人類学者・比較神話学者であり、1904年3月26日に生まれ、1987年10月30日に亡くなりました。彼は特に「英雄の旅」と呼ばれる神話論で知られており、これは世界中の神話や伝説に共通する物語のパターンや構造を明らかにするものです。
そんなジョーゼフ・キャンベルの心に響く名言や格言などをピックアップしてお届けします。
ジョーゼフ・キャンベルのプロフィール
1949年に出版された彼の代表作である『千の顔をもつ英雄』(The Hero with a Thousand Faces)や「英雄の旅」(原題:The Hero with a Thousand Faces)は、後の文学、映画、物語作りに多大な影響を与えました。この本では、英雄が冒険に出て、困難や試練を経て成長し、最終的に成功を収めるという物語の基本的な構造について論じられています。
彼の理論は、特に映画製作者や脚本家、作家などの物語作りの分野で広く受け入れられ、物語の構築やキャラクターの発展において重要なガイドとなっています。
また、キャンベルは自身の研究を通じて、異なる文化や宗教の神話に共通するテーマやシンボルにも注目しました。彼の理論は宗教研究や心理学などの分野でも影響を与えました。
英雄の旅の概念は、映画『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』『マトリックス』など多くの作品に影響を与えており、その持続的な影響力は文化的にも非常に重要であると言えます。
名前 | ジョーゼフ・キャンベル |
国籍 | アメリカ |
生年月日 | 1904年3月26日 |
没年月日 | 1987年10月30日 |
出生地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ホワイト・プレーンズ |
職業 | 神話学者・神学者 |
ジョーゼフ・キャンベル 名言 格言集
- 冒険に出るとき心からそれを望んでいるかどうかが大きな問題なんだ。
- 力を示さなければならない時には力は自然に湧いてくる。
- 私たちの中にある深遠な力を見つけるチャンスは人生がもっとも困難に見える時である。
- 愛ある結婚は冒険である。
- 私たちは、この冒険を一人で旅する必要はない。歴代の英雄たちが私たちの先をすでに行ってくれているからである。迷宮の道順はすでに解き明かされているのだ。
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