ボビー・フィッシャーは、20世紀の最も偉大なチェスプレイヤーの1人とされています。1943年にアメリカ合衆国のシカゴで生まれ、7歳でチェスを覚え、14歳でアメリカのチェスチャンピオンになりました。
フィッシャーは、チェスのプレイスタイルが著しく変化する要因の一つとして知られています。彼は攻撃的なプレイスタイルと、革新的なオープニングのアイデアで知られ、多くのチェスプレイヤーに影響を与えました。
1972年にフィッシャーは、ソ連のボリス・スパスキーを破り、世界チェスチャンピオンになりました。この試合は、世界的な注目を集め、チェスの人気を大きく高めることとなりました。
しかし、フィッシャーはしばしば問題を起こし、プレイしない期間が長く、結局はチェス界から引退しました。彼は晩年にアイスランドに移住し、2008年に亡くなりました。
そんなボビー・フィッシャーの心に響く名言や格言などをピックアップしてお届けします。
ボビー・フィッシャーのプロフィール
ボビー・フィッシャーは、チェスの天才として知られていましたが、一方で社会的に孤立し、精神的な問題を抱えることもありました。彼はしばしばメディアの前で奇妙な発言をしたり、チェス協会と対立する言動をとったりしていました。
また、彼は反米、反ユダヤ的発言により、反発を買い、「幻の英雄」とも呼ばれていました。
フィッシャーは、アイスランドに亡命し、そこでチェス界からの引退後も孤独な生活を送っていました。彼は独学で数学や哲学などの分野にも関心を持ち、その才能を発揮しました。
フィッシャーはまた、アメリカとソ連の冷戦時代に、ソビエト連邦のチェスプレイヤーたちとの対戦を通じて、政治的な意味合いも持っていました。彼は、アメリカのプライドとチェスの強さを証明するために、ソ連の強豪プレイヤーたちに挑みました。
ボビー・フィッシャーは、チェスの歴史に大きな足跡を残し、多くの人々に影響を与えました。彼の攻撃的なプレイスタイルや革新的なアイデアは、今でも多くのチェスプレイヤーに愛され、彼の名前はチェスの偉大な選手たちの中でも忘れがたい存在です。
ボビー・フィッシャー 名言 格言集
- 私は人間のエゴを粉々に砕く瞬間が好きだ。
- 「天才」それは言葉だ。しかし実際には何を意味する?もし私が勝てば私は天才だ。もし勝てなければ私は違う。
- 私は精神力の98%をチェスに注いでいる。他はわずか2%だ。
- チェスは人生。
- 自分の計算に落ち度はない。負けたのは気が散るカメラのせいだ。
※ボリス・スパスキーとの初戦に敗れた後
- 私は心理学など信じていない。私が信じるのは良い手だ。
- デートしたいんだ。胸が大きくて、陽気な女性と。
- 体はベストなコンディションにしておかなければならない。体の状態がチェスにも影響を与えるからだ。頭脳と身体を切り離すことはできないのだ。
- 私は世界一のプレイヤーなのかどうか。それを証明するためここにいる。
- 今、神とチェスをしたとしても、自分が先手なら引き分けだ
- 結果を出さない変わり者は『変人』と言われ、結果を出した変わり者は『天才』と言われる。
- チェス盤で重要なのは良い手。
- チェスは戦争。目的は相手の心を砕くこと。
- 君と君の対戦相手はチェス盤を挟んで何かを証明しようとしているんじゃないかな。
- 僕はスパスキーを恐れてなんかいないよ。みんなそれは知ってるし、それを確かめるために試合なんて必要ない。
- あなたがチェスを愛しているなら、上手くなる。
- 勝てなくとも、それは大きな悲劇とはならない。最悪とは、ゲームに負けること。
- 親友はいない。秘密もない。友達もいらない。誰にでも全てを話す。それだけです。
- 戦術は優れた配置から生まれる。
- 私が負けたと言わないでください。耐えられない。
- ただ、チェスをやりたい。
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